ミクロソリウム・プテロプス

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:ミクロソリウムミクロソリウムは硬く丈夫な葉と根茎を持つ抽水性の水生シダの仲間の水草です。
着生の水生シダで常に水しぶきを浴びる岸面の岩場などに生えています。ミクロソリウムはミクロソリウム・プテロプスとも呼ばれる水草です。
ヨーロッパではミクロソリウムを「ジャワファン」と呼ぶこともあります。
(日本では一般に「ジャワファン」は別の水草を指します)
和名をミツデヘラシダというポピュラーな水草です。
さらにインドネシアン・ウォーターファンとも呼ばれます。
ミクロソリウムはかつて、「ジムノステラス」とも呼ばれていました。
長い経験を持つアクアリストの中には、現在も旧名「ジムノステラス」を使う人もある程古くから親しまれて来た水草です。
ミクロソリウムは水槽の中では定番中の定番の地位にあると言ってもいい水草でしょう。硬く丈夫な葉と根茎を持つ水生シダの仲間で、長持ちするシダ植物の代表でもあります。
この水草は葉丈が大きくなると40cmにも達しますが、水槽ではそれほど大きくなりません。
水槽の中では葉長が10~25cm程度です。
葉は暗緑色で革質、根茎は暗褐色で鱗毛があるシダ植物です。
ミクロソリウムはもともと滝の飛沫のかかる場所や湿度の高い河川沿いの岩上に着生しています。
成葉は三又の掌状深裂ですが、若株や水中で生育しているときは単葉になります。ミクロソリウムの改良種に次の2種があります。
これらの水草は1993年、シンガポールで開催の「アクアラマ」に初めて展示されました。(1)ミクロソリウム・ウインドロブ
デンマークのトロピカ社が作出した改良品種で、「ウインドロブ」はトロピカ社の社長名です。
特長は各葉先が伸びて2股3股の小葉となり、さらに先端が掌状となり、独特の感じの美しさがあります。
育て方は原種と同じです。(2)ミクロソリウム・トロピカ
ミクロソリウム・ウインドロブと同様で、トロピカ社が作出した改良品種です。
社名が付され独特の固定種であることを強調している。
ミクロソリウム・トロピカは葉縁に不規則な深ぃ切れ込みがあり、原種とは大きく異なっています。
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水草の育て方2 (水草の育成)

ミクロソリウムは底床に植え込んでも、流木や岩に活着させても育成できる水草です。
根茎を用上の上に置くか、流木や石につかまらせるようにします。光、水温などに幅広く適応し丈夫であるが水中育成に中性~弱酸性の水が適していてやや古い水質を維持するとよく育ちます。
ミクロソリウムは水質の急変を嫌い、長期間にわたって水替えを行なわなかった水槽の水を急に替えると、親株が衰弱してしまいます。
その後世代交代の為、葉の裏面から新しい芽を数多く出すようになります。
弱アルカリ性、弱硬水中では葉が濃い緑色になり、成長は遅くなります。低光量下では、光を多く受けようとして、光に対して直角に葉を次々と伸ばし、葉の密生した群落を形成します。
数多くの葉を形成した時には、光に対して平行(垂直上向き)に葉を伸ばします。
弱酸性の水質を一定に保つのが育成のポイントである。活着する性質を持つところから、砂に植えない方が良いとも言われますが、弱酸性~中性で水質を一定に保つことにより、砂に植えても活着させた場合と同様に成長します。ミクロソリウムは水性シダ病が有名です。
これは葉の病気で、水性シダ病の原因は幾つかあります。
ミクロソリウムは高水温には弱いく、育成水温の上限は30℃程度で、高水温が長期間続くと、葉が半透明の褐色になって枯れます。
pHが4程度まで低下した時や、水流が悪く二酸化炭素(Co2)の供給が行なわれにくかった場合も同様の枯れ方をする場合があります。
ミクロソリウムが水性シダ病にかかると、全滅に近い枯死をする場合があります。
1カ所が茶色く枯れ始めると、葉同士が触れ合ったところから感染し、次々と枯死が始まって、殆どの葉が枯れてしまいます。
このような症状が現れた場合には、すみやかに、思い切って病葉をすべて取り去りましょう。
少しでも残すと再び伝染するので、見落しのないよう注意して取り除きます。ミクロソリウムは生長途中の葉の先端から3分の1は半透明で、成長が完了すると通常の葉の色になります。
ミクロソリウムの病気と間違われますが、半透明の状態は正常なので心配ありませんアヌビアスの仲間と同様に成長が遅く藻類が付着しやすいので、光を弱くするか、水換えをすると良いでしょう。

水草の増やし方

ミクロソリウムは丈夫で増やし方の容易な水草です。親株を傷め付けると無数の小さな芽を葉裏から出します。葉の裏の胞子から発芽して子株を形成します。親株の葉を切り取り、水面に浮かせておくだけで、葉片の裏側から多く発芽します。大きめの葉をハサミで1cm角程度に切り、弱酸性の水槽に入れて子株を出すという方法もあります。根茎を小さく切り分けても株が増やせます。

子株が3~5cmの長さになった後、剥がし取り、砂に植えると良いでしょう。
葉の先や裏側から胎生した株は、時に矮小化した異変個体を生じる場合があります。

水草水槽のレイアウト

ミクロソリウムは滝の飛沫のかかる場所や湿度の高い河川沿いの岩上に着生する水草で、その美しい姿は容易に想像できます。
ミクロソリウムは、活着する性質があり、流木などに釣り糸で固定し着生させることができます。
流木などに、活着させるには、割れ目などに茎を挟んだり、糸で巻きつけたりすればよいです。
水は質にもよりますがだいたい3~4週間で活着するでしょう。
この性質を利用して流木等に活着させ、底面から水面近くまで繁殖させた姿は、ミクロソリウムの美しさを余すところなく味わうことができるレイアウトです。
ミクロソリウムを前景に用いたレイアウトでは幽玄な雰囲気を演出できます。
岩石や流本を用いて本種だけで日本式レイアウトのアクアリウム水槽を作る場合にもよく使われます。
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水草図鑑データ

名称 ミクロソリウム
学名 Microsorium pteropus
和名 ミツデヘラシダ
別名 ミクロソリウム・プテロプス
インドネシアンウォーターファン
ジャワシダ
科名 ウラボシ科
原産 アジアの熱帯・亜熱帯部、沖縄
光量 普通 (20W蛍光灯×1~2灯)
二酸化炭素 必要なし~少なめ
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 中硬水
水温 22~28℃
形態 シダ植物
栽培難易度 容易

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