クリプトコリネ・ポンテデリフォリア

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:クリプトコリネ・ポンテデリフォリアクリプトコリネ・ポンテデリフォリアはスリランカや西スマトラの河川に分布する沈水~湿生植物です。
初心者の方が初めて育てるクリプトコリネとしても、美しく育てやすいのでお薦めできる種類の水草です。名前のポンテデリフォリア(pontederiifolia)は[ミズアオイ科ボンテテリア属の葉に似ている(pontederia+folia)]という意味です。
(クリプトコリネ・ポンテデリフォリアはサトイモ科です。)現在、熱帯魚ショップなどで市販されているクリプトコリネ・ポンテデリフォリアには「クリプトコリネ・モエルマンニ(Cryptocoryne moehlmannii)」という学名が割り当てられています。
市販名のクリプトコリネ・ポンテデリフォリア(Cryptocoryne pontederiifolia)は旧学名です。
現在学名上の「クリプトコリネ・ポンテデリフォリア」は、熱帯魚ショップなどで市販されているクリプトコリネ・ポンテデリフォリアよりやや葉幅の広い水草です。クリプトコリネ・ポンテデリフォリアはもともとスマトラが原産とされていましたが、後にボルネオのサラワク地区に原産する水草がクリプトコリネ・ポンテデリフォリアと酷似することがわかり、類似名も「クリプトコリネ・ホンテデリフォリア・サフスビーシーズ・サラワクエンシス(Cryptocoryne pontederiifolia subsp. sarawacensis)」と名付けられています。
この2種類の水草は、同一種と考えられています。クリプトコリネ・ポンテデリフォリアは「クリプトコリネ・キリアータ」に外見がよく似ていますが成育状態の良いクリプトコリネ・ポンテデリフォリアの葉裏は赤味をおびています。
また、「クリプトコリネ・キリアータ」の葉は長卵型であるのに対し、クリプトコリネ・ポンテデリフォリアは長ハート型で葉基部によって区別することができます。クリプトコリネ・ポンテデリフォリアは葉の幅が広く、丸みを帯びているのが特徴の水草です。
丸い卵形の葉を持つクリプトコリネの仲間のなかでは、とても飼育しやすい種類の水草です。クリプトコリネ・ポンテデリフォリアは大型の水草で、長い葉柄をもつことから大きくなると草丈は30cmを越えることがあります。葉の形はハート型か長ハート型、円形に近い楕円形、鋭頭で、基部は心形または浅心形、深く切れ込む心形の場合もあります。
葉面は平滑、やや革質で、長さ5~6.5cm、幅2.5~3.5cmの葉を上方に向かって伸ばし、葉とほぼ同じ長さの葉柄は浅緑色で、基部に淡い紅色がにじんでいます。クリプトコリネ・ポンテデリフォリアの水上葉は葉柄が短く、水中葉は葉柄が長くなります。
水上葉は硬く、緑色から明るいライトグリーンが特徴ですが、水中葉ではやや赤味のある緑色に変化します。水草水槽で育成したクリプトコリネ・ポンテデリフォリアの水中葉は、育成条件により多少の変化はありますが、緑色の大きな葉はわずかに茶味をおび、光量や肥料量によってグリーンやオリーブ色、ピンク色に変化します。
クリプトコリネ・ポンテデリフォリアは水中葉でも葉質が代わらず、存在感があります。
株全体の印象も美しく、魅力に富んでいて、葉面は滑らか又は多少凹凸があります。クリプトコリネ・ポンテデリフォリアの花序は先端の長いロート状の仏炎苞があり、長さ約6~7.5cmです。
筒状の色の基部はふくらみがあり、下部は淡紅色で上部へいくと次第に濃くなり紅紫色になっていきます。
ロート状の内側は鮮明な黄色か、黄色が混じった紅紫色です。
花が咲いた後、苞は衰減して基部に浅茶緑色の5筋の縦溝のある円錐状の果実がつきます。クリプトコリネ・ポンテデリフォリアは野生種のクリプトコリネの中では入荷量も多く、入手する機会も多い水草でしょう。
状態の良い株が入手できれば栽培はそれほどむずかしくありません。
クリプトコリネ・ポンテデリフォリアは熱帯魚ショップで市販されているほとんどが水上葉で、ポット植えの状態で流通しています。
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水草の育て方2 (水草の育成)

クリプトコリネ・ポンテデリフォリアの育て方は比較的容易で、丸葉系のクリプトコリネとしては水質など特に気を使う必要はない水草です。
もっとも適しているのは、弱光から中光で酸性から中性の軟水の水質です。
水上葉、水中葉、ともに育成しやすく、生育は速いです。熱帯魚ショップなどで市販されているクリプトコリネ・ポンテデリフォリアはほとんど水上葉で、明るい緑色の葉は硬く、茎は太く、いかにも丈夫そうです。
しかし、適正な環境に植え込まないと、溶けてしまう場合があります。
クリプトコリネ・ポンテデリフォリアの水中葉を伸ばすには、二酸化炭素(Co2)と底床肥料を添加します。
水草レイアウト水槽で育成する場合、最初はphの低い、濾過バクテリアの良く発生した、いわゆる、こなれた水槽に植えると良いでしょう。
phが高いときや、セットしたてで濾過バクテリアが少ししか発生していない水槽では溶けるようにして枯れてしまうことがあります。
(このような性質はすべての種類のクリプトコリネにいえることです。)
水中葉化してしまえばとても丈夫て、二酸化炭素(Co2)の添加をしなくても充分に育成できます。
水中葉は光や肥料分によって、グソーンにピンクや褐色が被ったようになることもあります。

水草の増やし方

クリプトコリネ・ポンテデリフォリアの増やし方は実生と、ランナーによっても増やせます。
クリプトコリネ・ポンテデリフォリアは適切な環境で栽培されたものは、葉長が20cmを超え、レイアウトに十分馴染んだ株は、コンディションによってはランナーを伸ばして繁殖するようになります。

水草水槽のレイアウト

クリプトコリネ・ポンテデリフォリアのボリュームある姿は水草レイアウト水槽の中景~後景として使用できます。
比較的大型になる水草なので、大きめの水槽を用意してレイアウトすると良いでしょう。
60?水槽で飼育するのなら、なるべく後景にレイアウトします。
繁殖によってレイアウトの雰囲気が崩れるようであれば、子株を切り分けて、植え込みます。
育成の条件を整えれば、見事な株に成長します。
ポイント的にレイアウトすれば水景に変化がつけられます。
アクア・テラリウムにレイアウトしても根だけは絶えず水に触れている状態で育てれば、かなり大型化します。
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水草図鑑データ

名称 クリプトコリネ・ポンテデリフォリア
学名 Cryptocoryne pontederiifolia
Cryptocoryne pontederiifolia subsp. sarawacensis
Cryptocoryne pontederiifolia Schot
Cryptocoryne sulphurea de Wit
Cryptocoryne moehlmannii
和名
別名
科名 サトイモ科
原産 アジア、ボルネオ、スマトラ、スリランカ
光量 普通 (20W蛍光灯×2~3本)
二酸化炭素 必要なし~少なめ
水質 弱酸性~中性
硬度 軟水~弱硬水
水温 22~28℃
形態 根生植物 ロゼット 
栽培難易度 難しい

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