ジャイアント・サジタリア

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:ジャイアント・サジタリアジャイアント・サジタリアは、アメリカ原産の抽水性植物で、大型になるサジアリアの仲間の水草です。
ニューファンドランド州からオンタリオ州、南へはテキサス州からフロリダ州に分布しています。
きれいなロゼット型に葉を展開する肉厚で葉幅の広いサジタリアで、長持ちする、定評のある水草です。
沼地などに生え、高さは50センチほどになります。日本にも帰化しています。
ジャイアント・サジタリアは、日本の「ウリカワ(サジタリア・ピグマエア)」や「オモダカ」と同じオモダカ科に属する水草です。
ジャイアント・サジタリアはオオウリカワとも言われ、その名の通り、とても大きくなるサジタリアです。
葉の幅が広く厚いので他のサジタリアと見分けるのは容易です。サジタリア属とバリスネリア属の仲間には良く似た水草がありますが、サジタリア属には葉縁に鋸歯がなく、その多くは抽水性で雌雄同株です。
さらに水上で三枚離弁花を咲かせるのが特徴です。ジャイアント・サジタリアと呼ばれている水草には2種類あります。
「Sagittaria latifolia」は北米産で、水中葉は同形であるが水上葉は卵型または「オモダカ」に似たヤジリ形になり、日本で一般にジャイアント・サジタリアと呼ばれている水草とは異なります。
「Sagittaria lancifolia」は北米産の水草で、水上葉がヘラ状で水中葉は線形になります。水上葉は長楕円形で長い葉柄があります。
水中葉はやや肉厚のテープ状で、先端が尖るライトグリーンの葉をロゼット状に伸ばします。
葉幅は1.5cmほどで、葉長は野外では約60cm以上にもなり、外側にそり返るようになりますが、水槽では野外ほど大きくならず、大きくても30cmほどです。
ランナーを出して繁殖し、子株の中に葉長5mm前後の球根を付けるものがあります。
ジャイアント・サジタリアは、低肥料の環境の水槽では茎高10cmくらい、葉は放射状に開き、「チェーンアマゾンソードプラント」のように小型になります。
光量、二酸化炭素(Co2)、肥料が十分にある水槽の場合は、葉はやや放射状になって直立します。
根は、砂中にラセン状に伸びる場合が多いです。ジャイアント・サジタリアの花は円錐総状花序を葉より高く上げ3弁の小さな白い花が多数咲きます。
7月から10月ごろ、茎の上部に輪生状の花序をつけ、白い花を咲かせます。
花序の上部が雄花、下部が雌花です。
ふつうは雌雄同株ですが、雌雄異株もあります。ジャイアント・サジタリアは熱帯魚ショップなどで、浅い水深で育成された水中葉か水上葉が販売されていることが多いです。
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水草の育て方2 (水草の育成)

ジャイアント・サジタリアは水上・水中ともに生育できる、葉幅の広い大型のサジタリアです。
原産地ではアルカリ性の水域に生えていますが、ほとんどの水質に適応し、耐寒性もすぐれていて丈夫な水草です。
葉は厚く折れやすいので取り扱いには注意しましょう。ジャイアント・サジタリアの育て方は「サジタリア・テレス」や「ピクミーチェーンサジタリア」と同じです。
ジャイアント・サジタリアは一般的に育成しやすい水草と考えられていますが、「サジタリア」と比較して育成がやや難しいです。ジャイアント・サジタリアの水中育成は、溶存二酸化炭素(Co2)量に左右される場合が多く、低光量下では二酸化炭素(Co2)の添加をオススメします。
水質に対して幅広い適応性を見せるものの、溶存二酸化炭素(Co2)量の少ない水槽では、葉基部が腐りやすく、そのまま枯死してしまうことが多いです。
また、光量は強目が良いでしょう。
底床添加肥料を使用した水槽に植えると、育ち方が明らかによくなります。
二酸化炭素(Co2)と底床肥料の添加によって、葉の幅で2cm、長さは30cm以上にに成長します。ジャイアント・サジタリアの育成には炭酸塩硬度の数値が高い(低すぎない)ことが必要です。
強い軟水の水質では育成が難しく、その場合は底砂や濾過槽にサンゴ砂などを少量入れるなど人為的に硬度を中軟水以上にすると良いでしょう。
水中の二酸化炭素(Co2)量が多く、硬度をわずかに上げると成長・繁殖が非常に活発になります。ジャイアント・サジタリアは耐寒性があり、戸外のビオトープでも一年を通して育成できます。

水草の増やし方

ジャイアント・サジタリアの増やし方は簡単です。
順調に生育するジャイアント・サジタリアの株は、ランナーを伸ばし、次々に小株を形成するようになります。
小株の中には、球形の塊茎をつくるものがありますが、これは越冬用のもので、育成条件によって形成される場合があります。
育成水槽の水質条件によってはランナーを出さない場合もあります。

水草水槽のレイアウト

ジャイアント・サジタリアの葉は水平につき、名称とは違い前景にレイアウトすることもできる水草です。肥料分が十分にあると徐々に大型化し、葉長は30cm以上になるので、小型に保つには追肥を行わないようにすると良いでしょう。二酸化炭素(Co2)と肥料を添加した水草レイアウト水槽で育成する場合は、水槽の端でも中景~後景用に使用できます。葉は水平に広がって成長するので、大型水槽なら中景から前景にレイアウトされることの方が多いでしょう。アクアリウムのレイアウトでは変化を持たせるため、二種類の水草の間に一本植えするのも良く、大型の水草水槽ではまとめ植えすることで前景や中景としてレイアウトできます。

ジャイアント・サジタリアの葉は肉厚で、細胞に空気を溜る細かい部屋が多くあり、浮カが非常に強い水草です。
特に水上葉は葉質がスポンジ状で浮力が強いため、やや厚めの砂にしっかりと植えこむ必要があります。
そのため、トリミングや移植のときに根毛を失わないようにしないと植えてもすぐに浮かんでしまうようになります。
どうしても植えられないときは浮かべておき、根毛が4cm~5cm伸びてから植えるようにすると植えやすいでしょう。
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水草図鑑データ

名称 ジャイアント・サジタリア
学名 Sagittaria graminea
Sagittaria graminea var. platyphylla
syn.= Sagittaria platyphylla
Sagittaria latifolia
Sagittaria lancifolia
和名 オオウリカワ
ナガバオモダカ (長葉面高)
別名 ジヤイアント・サギタリア
英名 Giant Sagittaria
Chinese arrowhead
Grassy arrowhead
科名 オモダカ科
原産 北米南部、インドネシア(西部ジャワ)
光量 普通 (20w蛍光灯×2~4本)
二酸化炭素 必要なし~少なめ
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 中硬水~硬水
水温 18~30℃
形態 テープ状
栽培難易度 普通

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