ハイグロフィラ・シアメンシス

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:ハイグロフィラ・シアメンシスハイグロフィラ・シアメンシスはハイグロフィラの仲間では最も丈夫な部類に入る水草で、アクアリウムのレイアウトに用いられる代表的な種類です。
ハイグラフィラの仲間には数多くの変種があり、水槽内では多種との見分けがつきにくい場合がよくあります。
ハイグロフィラ・シアメンシスも決して例外ではなく、しばしば「テンプルプラント(Hygrophila corymbosa)」と同種として扱われることがあります。茎はやや角張る方形で、やや木質、頑丈で節にふくらみがあり、少し赤味を帯びていて、毛が生えています。
葉は対生し典型的な卵形で先は尖っています。鋸歯縁(ギザギザがある葉)で波打っています。
基の部分はクサビ状で多少の翼がつく葉柄があり、長さ約1~2.5cmです。
葉の長さは約5~10cm、幅3~5cmで頂茎部の葉は褐緑色です。葉の幅は太いものから細いものまでいろいろあるようです。
水上葉の葉縁や葉柄に短い毛が多く、葉の両面に微毛があります。
水中葉は鮮緑色でやや細長くなり鋸歯も目立たなくなります。デンマークのトロピカ社のハイグロフィラ・シアメンシスは「Hygrophila corymbosa Siamensis 53B」と、番号が付いています。ラージリーフハイグロに似た水草ですが、ハイグロフィラ・シアメンシスの方が大型化しにくく、成長も穏やかで維持管理に手間が掛かりません。
水深の低い水槽の後景にお勧めです。
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水草の育て方2 (水草の育成)

ハイグロフィラ・シアメンシスは意外に育成が難しい水草のひとつといわれていますが、育成も二酸化炭素(Co2)と60cm水槽で20W2灯程度の光量があれば問題なく育ちます。
一般的な水槽の軟水中ではpH5~7、20~28℃で育てることができます。水上葉を水中に植える場合には、新しい芽を残して葉を切り落すのが良いです。
これは、茎節から出た新芽に対する光線を遮ることと、水上葉であるため、いずれ枯れ落ちてしまうからです。底床に差し込むだけで根付きますが、あまり長くすると腐る場合がありますので茎節下1cm以内でカットします。強軟水中では、葉が萎縮し、透明感のあるうすいダークグリーンとなり、成長は極めて悪くなります。
この場合には、重炭酸ナトリウムを少量添加して、硬度を2~4dHにすると、ライトグリーンの正状葉を付けるようになります。
また、水溶性肥料添加も有効です。水上葉が市販されていることが多いですが、肥料を多めに与えて二酸化炭素(Co2)を添加し、光量を強くすると、水中葉が伸びてきます。
水中葉が伸び始めたら水上葉を早めに切り落とし、水草の下部にも光が届くようにして側枝の生長を促しましょう。
水中葉もかなり大きくなりますので、下葉の光量不足に注意しましょう。
新しく水槽に移す時に新芽が縮れる場合がありますが、これは根が底床に十分に張っていないからです。ハイグロフィラ・シアメンシスは、太くて長い根を砂中四方に張りめぐらし、根部からの栄養吸収力が強いため、肥料の砂中添加が、特に有効です。

水草の増やし方

有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。こうしてどんどん増やすことができます。

「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

ハイグロフィラ・シアメンシスは大型水槽のレイアウト向きの容姿で、水深が60cm以上の水槽で最大の魅力を発揮します。
高光量下で順調に成長したハイグロフィラ・シアメンシスのライトグリーンの葉は特に美しいです。ハイグロフィラ・シアメンシスは水槽後方から高さの調節をしながら中段にかけて植えると木の生えた森を作ることができます。
茎を中央部からトリミングをすると、茎節から出る脇芽が側枝となりボリューム感を出すことができます。
ハイグロフィラ・シアメンシスならではの魅力です。ハイグロフィラ・シアメンシスは高光量高肥料下では成長が速く、広皮針型の葉は20cmに達する大型草となり、ヨーロッパ形式の水槽ではセンタープランツとして3~5株をまとめ植えで用いられます。ハイグロフィラ・シアメンシスは低光量低肥料下では皮針形から狭皮針形の4~5cmの葉を付けるので小型水槽のレイアウトにも用いることができます。
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水草図鑑データ

名称 ハイグロフィラ・シアメンシス
学名 Hygrophil siamensis
Hygrophila corymbosa Siamensis
Hygrophila corymbosa Siamensis 53B
和名
別名
科名 キツネノゴマ科
原産 インドネシア、タイ、マレー
光量 普通
二酸化炭素 普通
水質 弱酸性~中性 pH:5~7 kH:0~6 GH:0~6
硬度 軟水~中硬水
水温 20~28℃
形態 有茎
栽培難易度 普通

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