カルダミネ・リラタ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:カルダミネ・リラタカルダミネ・リラタは水辺に生育する沈水~抽水植物です。
日本の本州(山形県以西)の平野部にある水田、小水路などの水湿地に稀産する多年草です。カルダミネ・リラタは全草無毛、無臭、平滑、草高20~50cm。
抽水形では茎は茎は直立し、高さ30~60cm。
ところどころ分枝し、葉は互生してつき、羽状複葉。
水中の茎の基部より茎を出し、円形に近い心臓形の、径2cmほどの水中葉を互生させます。カルダミネ・リラタの葉は互生して羽状分裂し、小葉は楕円形で全縁、または多少波状です。
茎の基部より匍匐茎をだし、長く伸びて水中へ侵入し、水中葉を作ります。
水中葉は円形に近いやや心臓形で、葉腋より白根を生じ、葉は株より切り離しても独立します。
水槽に用いられるのは、この副枝です。
直立茎につく羽状複葉は、小葉が7~13個で、対生羽状につく小葉片と頂小葉片をもちます。
対生する小葉片は楕円形、頂小葉片は卵円形で、長さ1~2cm、幅0.6~1.5cm。
匍匐枝につく頂小葉片はやや円形、径約2cm全縁またはわずかに波状で、匍匐枝につく葉は頂小葉片だけの単葉もみられます。カルダミネ・リラタの花期は4~5月。
直立茎の上方の葉腋から3~5個、長さ2~5cmの花茎の先に、花径約1cmの白色花を開く総状花序をつけます。
花序は開花とともにのび、果実のころは、長さ10~20cmになります。
萼片4、緑色広楕円形、長さ3~4mm、幅2~3mm、花弁4、白色楕円形、中央に1つの溝があり、下部は楔形、長さ5~7mm、幅3.5~5mm。
雄しべ6(4強雄しべ)、内側4、長さ約4mm、外側2、長さ約3mm、雌しべ1、長さ約4mm。
花後、花序の下方から順次上方へ、長さ1~2.5cmの花柄を斜出またはやや直立して、長さ2~3cm、幅約2mm、扁平で少し湾曲した長角果をつけます。
果実内部の種子は1列に並び、種子は褐色、楕円形、長さ約2mm、縁に翼があります。花後、根元から細長い匍匐枝を四方に出します。ミズタガラシの和名は「水田辛子、水田芥子」で水に生じる田辛子の意です。ミズタガラシと呼ばれる水草には、カルダミネ・リラタとホンカーナミンがありますが同種です。
また、「ウォーターカーナミン」と混同されていますが別種です。
「ウォーターカーナミン」よりカルダミネ・リラタのほうが、葉が丸く大きく、「ウォーターカーナミン」は比較的まっすぐ上に伸びるのに対して、カルダミネ・リラタは好き勝手に伸びます。
水中栽培はカルダミネ・リラタのほうが容易です。
「カーナミン」は香りが高く対生葉で、花は唇形であり、ゴマノバグサ科でアゼナと同属の仲間です。タネツケバナ属の雑草の若葉は食用にできますが、実際にはほとんど利用されていません。
また、和名が類似している「タガラシ」はキンポウゲ科に属する雑草で、全国の水田に見られる越年草ですが、食用などに適していません。カルダミネ・リラタの類似種に「タネツケバナ」や「オオバタネツケバナ」が水田または山間部の水湿地に自生します。
草高は「タネツケバナ」が10~30cm、「オオバタネツケバナ」が20~40cm。「タネツケバナ」の株の下方の小葉は7~17個で卵形、上方の小葉は3~11個でやや大きく、長さ3~15mm、幅6~15mm。「オオバクネッケバナ」の小葉は7~13個、頂小葉は特に大きく卵円形で幅6~20cm、側小葉は楕円形で全体に毛がありません。「オオバタネツケバナ」の分布は、北海道・本州・四国・九州、朝鮮、中国大陸北部、サハリン、千島、カムチャッカ、アリューシャンなど暖帯から温帯に広く分布します。「タネツケバナの変種に「ミズタネツケバナ」があります。
本州・四国・九州、朝鮮、中国大陸に分布しますが、水辺に生え、葉裂片は幅広く、茎は軟弱で毛はほとんどなく、紫色を帯びていません。
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水草の育て方2 (水草の育成)

カルダミネ・リラタは低温では育成は容易です。
生育は速いです。
種子または根茎で越冬します。

水草の増やし方

有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

カルダミネ・リラタは「アマゾンチドメグサ」より、葉が小ぶりで使い勝手が良いでしょう。
水草レイアウトのアクセントとして流木や石のまわりに使用したり、茂らせて後景に使うなど、いろいろと重宝する水草です。
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水草図鑑データ

名称 カルダミネ・リラタ
学名 Cardamine lyrata Bunge
和名 ミズタガラシ(水田辛子、水田芥子)、ツルタネツケバナ
別名 カルダミネ・リラタ、ホンカーナミン、カルダミネ・リレイタ
科名 アブラナ科
原産 日本(本州・四国・九州)、中国東部、朝鮮半島、シベリア、東アジア
光量 普通 20W×2本
二酸化炭素 なるべく添加
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 中硬水
水温 18~26℃
形態 有茎水草
栽培難易度 容易

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