オニバス

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:オニバスオニバスは池沼やため池に生育する巨大な一年生の浮葉植物です。
日本では関東と新潟以西の平地にある池沼、ため池、水路、堀などに自生する日本最大のスイレンです。
やや富栄養化したため池、ゆるやかな流れの河川にも生育します。オニバスは池沼の泥土に太いヒゲ根を張り、太く長い柄を上げて浮葉を数枚束生します。
水底に塊茎があり葉を根生します。全体に刺がありますが、とくに葉柄と葉裏は鋭い刺に覆われます。成葉はほぼ円形楯形、直径1~1.5m、葉表は濃緑で光沢があり、中心部から放射状にシワの脈が見えます。
葉裏は網目状の葉脈が目立ち、濃い紫色になり、葉柄、葉身の両面脈上に刺針(1~3cm)を持っています。花は、水面に咲く開放花と水中で花弁を閉じたまま受粉する閉鎖花があります。
いずれも水中で結実して、熟すると果皮がくずれ仮種子に包まれた種子が多数浮遊してきます。
これらは2~3日で沈みますが、浮遊中に水の働きで散布されます。
花期は開放花が8~9月、閉鎖花は6~9月に水中で自家受粉し結実します。
開放花は8~9月頃、地下の塊茎から1~2mほどの刺のある花柄を伸ばし、水面に鶏頭状で紫色の花を1個項生します。
日中2~3時間、半開状に開花、2~3日間開閉した後、水面下に沈下します。
閉鎖花で自家受精して結実するものも多いです。
結実後、花托は漿果(液果、成熟した時に肉厚で汁気の多い果肉に包まれるもの)をつくり、成熟すると、径5~9cmの球状となり、先端に萼片がくちばし状に残ります。
漿果は熟すと不規則に分解し、淡紅色の斑点をもつ寒天質の仮種皮に包まれた種子を50~100個ほど放出し、水面に浮きます。仮種子が腐ると、水底に沈みます。オニバスの名前の由来は鬼のような蓮で、漢字では鬼蓮です。
別名はミズブキ(水蕗)のはかにイハラパス、イバラブキ、バリバス、ドンバス、ゲトウ、ジゴクノカマノフタなどが知られ、古名はミズフプキといいます。
中国では果実を倹金子と呼び、果実を強壮葉とし、種子や葉柄は食用にします。
インドではMakanaと呼ばれます。富山県氷見市にある十二町潟はオニバスの発生地としても広く知られており、国の天然記念物に指定されています。
オニバスは全国的にも分布か限られていますが、近年激減し、保護対策する県か多くなっています。類似種に南米原産の「オオオニバス」と「パラグアイオニバス」があります。
植物園などにみるオオオニバス属はオニバス属に似ていますが浮葉の緑が反って「たらい」状になります。
「オオオニバス」と「パラグアイオニバス」は花径15~30cm、白色、夜間咲き、芳香が強いです。
縁の高さは、「オオオニバス」が10~15cm、「パラグアイオニバス」は4~7cmです。
「オオオニバス」と「パラグアイオニバス」は観賞用として日本各地で温室栽培され、暖地では屋外でも栽培されています。
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水草の育て方2 (水草の育成)

オニバスは芽生えから4~5枚目までは水中葉で、その後浮葉を展開します。
全草体いたる所に長い刺針があり、取扱の際には十分な注意が必要です。
耐寒性が有り、種子で越冬します。

水草の増やし方

オニバスは水の動きを利用して種子を散布します。
種子は10~15mmくらいの黒い球状で、光沢はありません。
種皮は堅く、胚乳は白色で粉質。
種子は多数生じ、その一部は翌春発芽しますが、寿命が長く2~3年間は発芽力を失いません。
1年後、2年後、3年後とそれぞれ発芽する時期が異なり、発芽率は低く、特に乾燥させると発芽ません。4~5月ころから発芽、芽は発芽孔から出て、最初は白色で十字形の突起となって出現します。
この突起の基部から幼葉や幼根が出ます。
第1葉は針状形で第2葉後は、ほこ形から細長い箭形の水中葉を出した後、浮葉が出ます。
6月には心臓形で、刺針をもつ浮葉となりますが、第10葉が出るころから円状楯形の成葉になります。

水草水槽のレイアウト

オニバスの栽培には大きな池が必要です。
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水草図鑑データ

名称 オニバス
学名 Euryale ferox
和名 オニバス
別名 ミズブキ、イバラバス、イバラブキ、バリバス、ゲトウ、ジゴクノカナノフタ
英名 ゴルゴンプラント
科名 スイレン科
原産 日本(本州、四国、九州)、中国大陸、台湾、インド、東アジア
光量 日向
二酸化炭素 なるべく添加
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 軟水~中硬水
水温 20~28℃
形態 浮葉性
栽培難易度 普通

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