オオアブノメ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:オオアブノメオオアブノメは水田などの多湿地に多く見られる1年草の抽水性の湿生植物です。
日本では北海道から鹿児島県にかけての水田や沼などの湿った土壌に生育すしますが、絶滅危惧種に指定されています。
オオアブノメは、古くは水田雑草とされるほど身近な植物でしたが、水田における除草剤の使用などによって個体数は減少したと考えられています。オオアブノメは高さ約20cm位。
茎はやわらかく、根茎より叢生、直立し、分岐せず、やや肉質で円柱形、無毛平滑、淡緑色です。
幼苗の頃から茎が立ち根出葉を出しません。オオアブノメの葉は対生しやや肉質、無柄、長楕円状披針形で、鋭頭、全縁。基部は狭脚で茎を抱きます。
葉長1~3cm、幅2.5~7mm。
葉の縁に鋸歯(きょし)はありませんが、数カ所へこみがあります。
大きな葉が本葉で、3つの脈が目立ちます。オオアブノメの花期は初夏頃5~6月、葉腋ごとに1花をつけます。
花冠は筒形で長さ4~5mm、白色の小花を葉腋に単生します。
等は緑色で5深裂、花冠は筒状で浅く5裂し唇形です。
完全雄しべ2、不完全雄しべ2。
多くは花冠が開かず閉鎖花です。
ほとんどの花は雌蕊や雄蕊が見える程度に花弁は開かず、花弁が閉じた状態で花はがく筒より脱落してその一生を終えます。
また低い頻度で、花弁が開く開放花も確認できます。
蒴果は球形で、長さ3~4mm。
花のつけ根には、小さな葉が2枚の包葉(ほうよう)があり、花芽を包んでいたものです。
梅雨の後も生長を続け、葉腋には花をつけ自家受粉することで次々に果実を形成します。オオアブノメの和名は「大虻(オオアブ)の眼」の意味です。
葉の腋についた果実が、昆虫のアブ(虻)の眼に似ている「アブノメ」のという植物があり、茎や葉が「アブノメ」よりも大形なのでオオアブノメと呼ばれています。
同じ属ではなく、オオアブノメはオオアブノメ属、「アブノメ」はアブノメ属です。
オオアブノメの茎は「アブノメ」よりもかなり太く円柱形で中空、色は淡緑色で質は柔らかいです。花の形も異なります。オオアブノメの学名Gratiola japonicaの属名Gratiolaはラテン語の「恩恵、報酬」の意で、葉効がある事によるといいます。
Gratiola japonicaを直訳すると「日本の恩恵」になります。熱帯魚ショップや通信販売での流通は少ないでしょう。
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水草の育て方2 (水草の育成)

オオアブノメは日当たりの良い水泥地に生えますが、水槽で水中葉としても育成できますが、「シソクサ」と異なり水槽水中での育成は困難です。
オオアブノメを水槽育成する場合は、二酸化炭素(Co2)を多く添加します。
耐寒性が有り、種子で越冬します。

水草の増やし方

オオアブノメは生育期間は5~10月で、種子で繁殖します。
果実期には、葉わきに丸い果実が目立ち、独特の姿となります。
茎の途中からも分枝して株になります。オオアブノメは節からは不定根を出す性質があるので、発根させたい部分を埋設して、取り木式に繁殖させることが可能です。有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

オオアブノメは、線状の茎の落ち着いたグリーンの葉がまっすぐ伸びています。
水槽で水中葉の色彩変化を楽しむことができます。
茎が枝分かれすることがあまりなく、中景から後景にまとめ植えすると良いでしょう。
アクアテラリウムにも向いています。
庭池や屋外水鉢で花を楽しむこともできます。
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水草図鑑データ

名称 オオアブノメ
学名 Gratiola japonica Miq.
和名 オオアブノメ(大虻の目)
別名
科名 ゴマノハグサ科
原産 日本(北海道~九州)、東アジア
光量 日向
二酸化炭素 添加
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 軟水~中硬水
水温 20~28℃
形態 有茎水草
栽培難易度 困難

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