水草の育て方1 (水草の種類)
アグラオネマ・ホスピタムはサトイモ科に分類されるアグラオネマの改良品種です。アグラオネマ・ホスピタムはアグラオネマ・ブレビスパータムの変種ですが、単にアグラオネマ・ブレビスパータムと行っても一般にはアグラオネマ・ブレビスパータム・ホスピタムを指すようです。アグラオネマ・ホスピタムの茎は匍匐し、葉は互生。葉長15cm、幅7~8cm位。楕円形、鈍頭またはやや鋭頭。
基部は浅心形。全縁(ギザギザがない葉)、葉面にややシワがあり、濃緑、革質。
水苞蕉のようなクリーム色のかわいい花が咲きます。アグラオネマの基本品種(アルエット)にはほとんど白斑はないですがアグラオネマ・ブレビスパータムには美しい白斑がでます。アグラオネマ品種はイギリスのバーミンガム大学で1980年代より作出研究がされました。
インドネシアのスリレジェキ(srirejeki)とスマトラ産のハスを1万回以上の交配を繰り返しアグラオネマ基本品種(アルエット)が誕生しました。
その後、様々な交配を繰り返し、多様な色彩を持つ美しいアグラオネマ品種が作出されました。アグラオネマ品種は通常の品種改良と異なり、自然界で突然変異によって出現したものを品種改良した植物ではなく、異なる科を用いて作出された生物学的にも大変珍しい植物です。
現在、タイ、インドネシアで多くの品種が作出されています。
しかし、無秩序的に作出がなされ品種ごとの特性や系統等の学術研究は、ほとんど行われていない状態です。非常に優れた空気浄化能力があることから今後、様々な分野での利用が考えられています。観葉植物として用いられていますが、あまり店頭では見かけない、珍しい種類です。
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水草の育て方2 (水草の育成)
アグラオネマ・ホスピタムは耐陰性に優れていますので、蛍光灯の光量で十分育成できます。アグラオネマ・ホスピタムは観葉植物としても暖かく明るい室内で育成できます。
熱帯性植物ですので夏季は温度の心配はありません。
高温多湿を好みます。
冬季凍結しない暖かい室内、10度以上を目安として育成します。
観葉植物として育てる場合、冬季の低温状態では成長が止まりますので、水は控えめにします。
葉焼けの原因となりますので、直射日光に当てないようにします。
水草の増やし方
アグラオネマ・ホスピタムは株分け、挿し木、取木で行います。
20℃以上あれば30~40日で発根します。有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。
水草水槽のレイアウト
アグラオネマ・ホスピタムは耐寒性が強くアクアリウムやテラリウムに用いることができます。
水中育成も可能です。
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水草図鑑データ
名称 | アグラオネマ・ホスピタム |
学名 | Aglaonema brevispatum var. hospitum |
和名 | |
別名 | アグラオネマ・ブレビスパータム・ホスピタム、アグラオネマ・ホスピタムアグラオネマ・ブレビスパースム |
科名 | サトイモ科 |
原産 | 改良品種 |
光量 | 普通 20W×2~4本 |
二酸化炭素 | なるべく添加 |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
水温 | 20~28℃ |
形態 | 有茎水草 |
栽培難易度 | 普通 |
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