ウォーターターゲット

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:ウォーターターゲットウォーターターゲットは湖沼やため池などに生育する多年生の浮葉植物です。
地下茎は水底にあり、節から茎を出します。ウォーターターゲットの根茎は水底の泥中を横走し、雌に分枝。
茎は細長く円柱形で、まばらに分枝。ウォーターターゲットの葉は楕円形、長さ5~15cm、幅3~8cm、若芽や茎は寒天状の透明の粘着物質を被っています。
葉は茎に互生し、水中葉は長三角形。
長い柄を持つ浮葉は楕円形、楯状、全縁(ギザギザがない葉)。
表は緑色で平滑、裏面は紫色。
長径10cm、葉脈は放射状。ウォーターターゲットの花期は6~8月、1.5cmの暗い赤色の花が1花茎に1個咲きます。
花は葉腋から長い花柄をだし、先端に暗紅色の1.5cmほどの小花をつけ、水面で浮沈運動を行ないます。
萼は3片、花弁は3個。寒天質で覆われた若芽は日本料理でお吸い物などに食材として珍重されています。水質汚染の進んだ池には成育しないため、汚染の目安になっています。ウォーターターゲットの古名ナヌワは沼縄の転化語といわれ、茎や葉柄が長く縄状であることに由来します。ウォーターターゲットは日本ではハゴロモモ科かスイレン科、西洋ではカボンバ科とする場合が多いです。
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水草の育て方2 (水草の育成)

ウォーターターゲットは池や沼、もしくは深さが30cm以上の鉢で育てます。
最初の数枚は薄い水中葉ですが、生育に従い楯状の浮葉を展開します。
水底の土層が厚く有機質に富む泥質土が生育に適しますが、有機質の土壌でも水が濁っていると枯れることがあります。
ウォーターターゲットは多日照を好み、生育適温は20~30度。
夏場は30℃を超えると高温障害を受けやすくなりますので注意します。
冷涼地では生育が少し遅れます。
耐寒性が有り、根茎で越冬します。

水草の増やし方

ウォーターターゲットは春~秋頃に水面に延びた茎を挿し木で増やせます。
茎から発芽します。

水草水槽のレイアウト

ウォーターターゲットは水槽栽培は困難ですが、屋外の池などで使用されます。
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水草図鑑データ

名称 ウォーターターゲット
学名 Brasenia schreberi
和名 ジュンサイ(蓴菜、純菜)
古名 ヌナワ(沼縄)
別名
英名 ウォーターシールド、ウォーターターゲット
科名 ハゴロモモ科、スイレン科、カボンバ科
原産 日本(北海道一九州)、朝鮮半島、中国大陸、インド、オーストラリア、北米、西アフリカ
光量 普通 20W×2~4本
二酸化炭素 なるべく添加
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 軟水~中硬水
水温 20~28℃
形態 浮葉植物
栽培難易度 普通

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