水草の育て方1 (水草の種類)
アポノゲトン・ベルニエリアヌスは池沼、河川などに生育する多年生の沈水植物です。
「アポノゲトン・ヘンケリアヌス(ヒロバレースプラント)」と同様にマダガスカルとその東にあるモーリシャスとレイユニオン諸島に自生している水草です。
レースプラントの中では、最も網目が細かく、育成が容易な種類です。
明るい緑色でとても細かな網目状の葉で、葉幅が狭く、ヒロハレースソウに比べて葉は厚く長いので区別アポノゲトン・ベルニエリアヌスなどのレースプラントを美しく育てるには藻類が付着しやすいのでこまめな換水と二酸化炭素(Co2)の添加が必要不可欠です。
うまく育成すれば2~3週間で25-30cmの葉が7~8枚育ちます。
葉は塊茎から束生していて草長は約25~40cm以上になります。
塊茎は球形で直径30mmほどです。
葉は長さ40cm、幅3~4cm、葉脈の内側が欠落していて網目状になっています。マダガスカルに自生するアポノゲトンは7種類ありますが、その中でレースプラントと呼ばれるものに3タイプがあります(学名は同じになっています)。
アポノゲトン・ベルニエリアヌスなどレースプラントの花は、水面上に二股または稀に三股の穂状花序を作り、白色から淡紫色の小花を咲かせます。
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水草の育て方2 (水草の育成)
アポノゲトン・ベルニエリアヌスを美しく育てるには二酸化炭素(Co2)の添加と、底面肥料の施肥をおすすめします。
この水草は少し硬度のある新しい水を好み、古い水を嫌うので、換水を頻繁に行ない、常に水を新しく保つのが育て方のコツです。
この水草は根付いてから調子が良くなるまでの期間が非常に長い場合があるようです。
また、水温も低めがよく、夏場の高水温時は成長が止まり休眠することが多くなります。
二酸化炭素(Co2)を添加して底床肥料を与えると、濃緑色の波打つような細長い葉が塊茎からロゼット状に次々と伸びてきます。
アポノゲトン・ベルニエリアヌの美しい容姿を長期間維持するのはかなり難しく、光、肥料、二酸化炭素(Co2)のバランスが大切です。
水換えを怠ると新芽の不良や葉の寿命を縮めることになります。
水草育成環境の目安は照明は60cm水槽で3灯以上で、底床はソイル、または砂が良いでしょう。
肥料は底床の固形肥料を主体とし、液肥で不足分を補います。
水草の増やし方
アポノゲトン・ベルニエリアヌスは実生(種子から発芽させて新しい苗)で増やすことができる水草です。
水草水槽のレイアウト
アポノゲトン・ベルニエリアヌスは大きく育つと葉長が30cm程度になって、その独特の葉の形態から立派なセンタープラントとして水草水槽の中心にレイアウトできます。
光のよく当たるところにレイアウトするのが良いでしょう。
非常に特徴のある珍しいレースプラントの葉は注目を集めること間違いなしです。
大型の水草であるため水草水槽にレイアウトするにはある程度の場所の確保が必要です。
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水草図鑑データ
名称 | アポノゲトン・ベルニエリアヌス |
学名 | Aponogeton madagascariensis syn. Aponogeton guillotii Aponogeton madagascariensis var. guillotii Aponogeton bernieriauns Aponogeton fenestralis var. guillotii |
和名 | ホソバレースソウ ホソバレースプラント |
別名 | マダガスカルレースプラント アポノゲトン・ベルニエリアヌス |
科名 | レースソウ科 アポノゲトン科 |
原産 | マダガスカル、モーリシャス |
光量 | 普通 |
二酸化炭素 | 多い |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
水温 | 18~28℃ |
形態 | ロゼット状 |
栽培難易度 | 難しい |
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