水草の育て方1 (水草の種類)
セイロン・ヌパール・レッドセイロン・ヌパールのレッドタイプで薄く繊細な水中葉が大変美しく人気のある水草です。
育成はやや難しく、水質が急変したり、水質が合わなかつたりすると、葉や茎が溶けるように枯れてしまうこともあります。
セイロン・ヌパールの名前で数種類の異なる水草がありますが、この中にはまれに珍種が交じっていることがあり、レアな水草を入手できるかもしれません。セイロン・ヌパールは熱帯スイレンの中でも比較的丸い葉をつける種類ですが10~15cmの切れ込みがある円形の薄い葉が特徴の水草です。
インド、ラオス原産でヌパールと呼ばれていますが、スイレンの仲間の水草です。セイロン・ヌパールは「タイニムファ」と同様に通常はバルブ(葉を付けていない塊茎)で入荷される場合が多い水草です。表がライトグリーンで裏がワインレッドとなる珍しい水草です。
葉裏の赤色が透けるために表も赤みを帯びたグリーンに見えることもあります。
調子が良いと葉に黒点が出ます。葉の色は水質や条件によって変化し、黄緑色のライトグリーンや、淡いオレンジ、濃い赤のレッドなどがあります。
赤みが強いものをセイロン・ヌパール・レッド、緑が強いものをセイロン・ヌパール・グリーンといい、別な水草として扱われることもあります。
円形の葉は表面が緑色で、裏面が薄紅色の美しいもの。
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水草の育て方2 (水草の育成)
セイロン・ヌパールは比較的育成が難しい水草です。
やや神経質な水草で水質が悪化すると茎や葉が溶け出してしまいます。
しかし、実は十分な肥料とCo2があれば育成はそれほど難しくはなく、葉裏に酸素の気包を付ける美しい姿を鑑賞することができます。
セイロン・ヌパールは塊茎を底床に埋めてしまうと葉を伸ばさずに枯死してしまうこともあります。
塊茎を埋める場合は全体の1/2~1/3程度を埋めるようにするのがコツです。
植えたばかりの頃は十分な光とCo2が必要で、水深を浅くしてCo2を多めに添加すると良いでしょう。
光量が多いと浮き葉を出しやすくなってしまうので注意が必要です。
水草の増やし方
セイロン・ヌパールの増やしは根茎の株分けで増やすことができます。
水草水槽のレイアウト
セイロン・ヌパールは水草水槽レイアウトのポイント的に使うと見た目に変化がつけられますポイントとして一本植えにするとレイアウトが引き立ちます。熱帯スイレンの難しいところは、環境によって草姿を変化させるところです。水中で葉を展開している間は観賞しやすいですが、この仲間はやがて葉柄を伸ばして、水面に浮き葉を広げるようになります。水草水槽のレイアウトとして長期間維持するにはトリミングを行います。
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水草図鑑データ
名称 | セイロン・ヌパール セイロン・ヌパール・レッド |
学名 | Nimphaea lotus var. pubescens |
和名 | |
別名 | セイロンヌパール セイロン・ヌパール・グリーン |
科名 | スイレン科 |
原産 | スリランカ・インドシナ半島 |
光量 | 普通~強い |
二酸化炭素 | 必要 |
水質 | 弱酸性~中性 |
硬度 | 軟水~弱硬水 |
水温 | 20~26℃ |
形態 | |
栽培難易度 | 難しい |
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