水草の育て方1 (水草の種類)
クリプトコリネ・ブラッシーは、比較的ポピュラーな、丸葉系のクリプトコリネの仲間です。クリプトコリネ・ブラッシーは、「クリプトコリネ・シアメンシス」の変種で「クリプトコリネ・ケリイ」と同類です。
現在、分類学上ではクリプトコリネ・ブラッシーを含め、「クリプトコリネ・シアメンシス」も「クリプトコリネ・コルダータ」という学名になってしまったのですが、別種ではないかと考えている人も多いようです。
クリプトコリネ・ブラッシーと「クリプトコリネ・コルダータ」の違いは葉先が尖るかどうかも重要な判定材料で、クリプトコリネ・ブラッシーはあまり尖らず、「クリプトコリネ・コルダータ」は尖っています。クリプトコリネ・ブラッシーは、葉裏が赤く大変美しいクリプトコリネで、この葉裏が赤紫に色づく点がクリプトコリネ・ブラッシーの特徴にもなっています。
葉は楕円形で、基部は浅心形または円脚状、長さ4.0~7.5cm、幅3.0~5.0cm位、色は茶緑色か淡褐色です。
クリプトコリネは葉の凹凸の形もさまざまですが、クリプトコリネ・ブラッシーは不規則な凹凸が入ります。
クリプトには葉表に凹凸を持つタイプが多数存在しますが、凹凸はクリプトコリネ種特有のものなので、凹凸の入る種は覚えておくと良いでしょう。クリプトコリネ・ブラッシーは、綺麗な黄色の花を咲かせますクリプトコリネ・ブラッシーはヨーロッパやシンガポールなどから輸入されています。
熱帯魚ショップでの販売は比較的少ないようです。
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水草の育て方2 (水草の育成)
クリプトコリネ・ブラッシーは、育成が難しいとされる丸葉のクリプトコリネの中では育成は容易なほうですが、美しく育て上げるには、常に良好な環境を維持するよう心がけなければなりません。
クリプトコリネ・ブラッシーは酸性の水質を好む丸葉系のクリプトコリネで、弱酸性の軟水~弱硬水の水質を維持し、二酸化炭素(Co2)の添加を欠かさずに行うようにして栽培します。
ヨーロッパやシンガポールなどから輸入された栽培水草はやや栽培が容易ですが、それでもpHが7より低い水質でないと溶けてしまいます。
移植後は、しばらく慎重に育成することが必要です。底床への底床添加肥料と二酸化炭素の添加は早期育成に効果的です。クリプトコリネ・ブラッシーは、日陰の水草なので、照明はあまり当てないほうが良いです。
水草の増やし方
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水草水槽のレイアウト
クリプトコリネ・ブラッシーは、レイアウトではよく使われます。
生長が良く、装飾的でまとめ植えに適しています。
大型水槽にもレイアウトしやすく、まとめ植え用として利用します。
クリプトコリネ・ブラッシーは、低光量でも育つので流木のかげになるようなところでもレイアウトすることができます。
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水草図鑑データ
名称 | クリプトコリネ・ブラッシー |
学名 | Cryptocoryne blassii cryptocoryne cordata |
和名 | |
別名 | クリプトコリネ・ブラッシイ クリプトコリネ・シアメンシス クリプトコリネ・コルダータ |
科名 | サトイモ科 |
原産 | タイ、マレー半島 |
光量 | 普通 20W×2~3本 |
二酸化炭素 | なるべく添加する |
水質 | 弱酸性~中性 |
硬度 | 軟水~弱硬水 |
水温 | 20~28℃ |
形態 | 根生植物 ロゼット |
栽培難易度 | 難しい |