キボウホウヒルムシロ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:キボウホウヒルムシロキボウホウヒルムシロは南アフリカのケープ地域原産で、湖沼、河川などに育成する浮葉植物です。
アクアリウムで葉脈だけの葉を観賞するレースソウと同じアポノゲトンの仲間です。キボウホウヒルムシロは地下に塊茎を有し、最初の数枚は水中葉を展開しますが、その後、長い葉柄のある、長さ20cmほどの長楕円形の葉を放射状に浮かべます。浮葉の葉身は緑色で長さ7~15cm、幅2~3cm位。キボウホウヒルムシロの花は塊茎から花茎を伸ばし、約50cm位の花柄の先に二股の穂状花序を作り、白色の小花が2列に並んで咲きます。
白い花はよく見ると幾つかの花が集まってできています。キボウホウヒルムシロの和名で呼ばれ、園芸品種として知られます。
キボウホウヒルムシロ(喜望峰蛭筵)の名前の通り、南アフリカの南端、喜望峰付近が原産です。
蛭(ヒル)が休む筵という意味の「ヒルムシロ」と同じ名前が付きますが、科・属の種類は別です。
名前のように南アフリカ喜望峰が原産です。南アフリカでは、キボウホウヒルムシロをCapeasparagusと呼び、若い花序をピクルスにしたり、アスパラガスの代用としたりして食べるそうです。
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水草の育て方2 (水草の育成)

キボウホウヒルムシロの適した水温は22~25℃です。
寒さには強い植物で戸外でも越冬できますが、暑さには比較的弱く、暑い夏場は休眠してしまうこともあります。
冬期は葉は枯れますが、塊茎だけで越冬します。

水草の増やし方

有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

キボウホウヒルムシロは浮葉を持ち、美しい花を観賞します。
小花は他のアポノゲトンの花より大きく、観賞的価値が高いです。
屋外栽培に適し、水鉢や庭池で楽しまれます。
温室でなくても育つことから、日本でも観賞用に育てられます。
冬場となると美しい花の開花を楽しめることは少なくなりますが、キボウホウヒルムシロはこの時期にあって、白い花が見られる数少ない存在です。
薄氷がはっている中でも次から次へと花が咲き、かなり長い間咲いています。
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水草図鑑データ

名称 キボウホウヒルムシロ
学名 Aponogeton distachyos
和名 キボウホウヒルムシロ(喜望峰蛭筵)、ミズサンザシ
別名 アポノゲトン・クリスタキウス
科名 アポノゲトン科
原産 南アフリカ
光量 普通 20W×2~4本
二酸化炭素 なるべく添加
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 軟水~中硬水
水温 20~28℃
形態 浮葉性・根茎性
栽培難易度 普通

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