水草の育て方1 (水草の種類)
アギナシは沼沢地や水田などに成育する多年生の抽水植物です。
アギナシは朝鮮半島にも自生しますが、日本原産種であるといわれています。アギナシは高さ10~60cm。
アギナシの葉の形は生育につれ長楕円形から矢尻形へと変化します。
葉は根生し、鋭いやじり形、頂片は線形または披針形、長さ7~20cm、幅1~3.5cm。
側片は少し短く、やや幅広いです。アギナシの花期は夏から初秋。
花茎を出して、下部に雌花、上部に雄花が咲きます。
花茎は高さ30~80cm、輪生の総状花序をつくり、花序の上方に多数の雄花、下方に数個の雌花が咲きます。
種子か株の基部にできる植芽によって越冬します。
花は葉の基部の間から30~80cmの花茎をあげ、総状花序をつくり、上方に多数の雄花、下方に数個の雌花が咲きます。
花は3弁の白花で考片は3枚。オモダカによく似ているのですが、葉が極めて細く、走出枝がなく、葉柄の基部の内側に小球芽を抱くことで見分けられます。類似種の見分け方
アギナシ……葉の側裂片の先端は丸みがあり、土中に走出枝を出さないです。根元に多数の小球芽をつくります。
オモダカ……葉の側裂片の先端は鋭く尖り、土中に走出枝をだし先に塊茎をつくります。根元には小球芽をつくりません。
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水草の育て方2 (水草の育成)
アギナシは光は日向が良く、耐寒性が有り、殖芽で越冬します。
水草の増やし方
アギナシは夏の終わりから秋にかけて根元に多数の球芽(小球芽・むかご)をつけます。
アギナシの球芽は親株から脱落して水面に浮遊しながら水の動きを利用して四方に分散します。
翌春、球芽は明るい場所にあると発芽して新しい個体に成長します。
水草水槽のレイアウト
アギナシは水槽では強光が必要で、無理のないところでは屋外の池や水鉢作りの抽水栽培が適当です。
ヤジリ形のユニークな葉と中心部(雄しべ)の黄色い小白花が楽しめます。
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水草図鑑データ
名称 | アギナシ |
学名 | Sagittaria aginashi |
和名 | アギナシ |
別名 | |
科名 | オモダカ科 |
原産 | 日本各地、中国、朝鮮 |
光量 | 普通 20W×4本 |
二酸化炭素 | なし |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
水温 | 20~28℃ |
形態 | 有茎水草 |
栽培難易度 | 普通 |
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