コナギ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:コナギコナギは水田、湿地などに群生するミズアオイ科の湿生植物・抽水植物で一年草です。
全草平滑、無毛。コナギの葉は根生し、高さ10~30cm。
通常5~6枚叢生し緑色、鋭頭。
基部浅心形、全縁(ギザギザがない葉)、卵上披針形。
幼葉は線形で、生育に従い葉幅は広くなり、倒披針形~卵形。コナギの茎上の葉は長柄があり厚肉。
基部は筒状となり、その間から花茎をだします。コナギの花期は8~10月、葉柄基部より花茎が出ますが葉より高くなることはありません。
花序は短く少数花の総状花序で、基部に苞があります。
花は青紫色。花被片6枚で、花の直径1.5~2.5cm。コナギはミズアオイによく似ていますが小型で花序が葉の高さより低い点が異なります。
草丈を超えて花を咲かせることもありません。
また、成葉の基部にある心臓形の切れ込みがミズアオイより浅いです。コナギの最初の子葉は細長い形であり、「ヘラオモダカ」と良く間違えられるのですが、その後丸みを帯びた子葉が出てきます。コナギの名前の由来は、かつて食用にされた「ミズアオイ」の古名を「葱(なぎ)」と呼び、ミズアオイを小ぶりにした姿のコナギは「小葱(こなぎ)」と呼ばれるようになったようです。ミズアオイ属の属名は、ギリシャ語の「1個分離した」の意で、雄しべ6本の内1本が他より大きく、かつ、他から分離していることに由来するといいます。
ミズアオイ属は、熱帯に多種を産します。在来種であるコナギに代わって外来種の「アメリカコナギ」の生息地が拡がっていることが確認されています。
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水草の育て方2 (水草の育成)

コナギは耐寒性が有り、種子で越冬します。
若い株を泥ごと採取・移植すれば育成は容易です。

水草の増やし方

コナギは花後、花茎は垂れ下がり水中で結実します。
果実は熟すると崩れて種子を放出します。
種子は水面に浮遊して散布されます。
種子には休眠性があり、一度寒気に晒さないと発芽しません。
また種子には嫌酸素性もあり、無酸素状態に置かれた種子ほどよく発芽します。

水草水槽のレイアウト

コナギは泥土質の用土で屋外での水鉢作りなどに適します。
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水草図鑑データ

名称 コナギ
学名 Monochoria vaginalis
和名 コナギ(小莱葱、子菜葱、小水葱、子水葱)、ツバキバ、ツバキグサ、ナギ、イモグサ、ササナギ、ミズナギ、トリノシタ、ハートグサ
別名
科名 ミズアオイ科
原産 アジア、オーストラリア北部、日本、朝鮮半島、中国大陸、台湾、マレーシア、インドネシア、インド
光量 普通 20W×2~4本
二酸化炭素 なるべく添加
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 軟水~中硬水
水温 20~28℃
形態 有茎水草
栽培難易度 容易

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