水草の育て方1 (水草の種類)
ニュー・ラージリーフ・ハイグロフィラは、茎や葉脈などが赤く色づくのが特徴の沈水~湿生植物です。
ニュー・ラージリーフ・ハイグロフィラは、「ラージリーフ・ハイグロフィラ」より小型になりますが、大きな葉を対生させるハイグロフィラの仲間です。
就眠運動をする水草でもあります。ニュー・ラージリーフ・ハイグロフィラの由来には2説あり、「ラージリーフ・ハイグロフィラ」を改良して作られた品種とする説と、タイ原産のハイグロフィラで「ハイグロフィラ・タイランド」であるとする説があります。
ラージリーフハイグロに酷似しますが水上型では茎が細く、葉も小さく細いです。
全体に小型で葉幅が狭く、育成がやや容易なことが特徴です。ニュー・ラージリーフ・ハイグロフィラの茎は堅くやや木質で角張り、紫緑色、無毛です。
茎は太くて硬く、底床に植えると水面を目指して直立して育ちます。ニュー・ラージリーフ・ハイグロフィラの葉は対生し、長楕円状の卵形で鋭頭、基の部分はクサビ状、柄があります。ニュー・ラージリーフ・ハイグロフィラの水上葉は紫がかる緑色で、梢葉(枝の先の部分の葉)は赤紫がかる深緑色です。
狭皮針形でダークグリーンの葉を四角い太い茎に対生させます。
茎の下の方の葉の腋から側枝をよくだします。ニュー・ラージリーフ・ハイグロフィラの水中葉は同種とは思えないような柔らかく、明るいグリーンの美しい葉になります。
水槽での水中葉は鮮やかな緑色または黄緑色となり葉身はさらに細く鋭頭になります。
弱酸性、高光量下では節間が短く、明るいグリーンの葉が密生し、葉縁は不規則にゆるく波打ちます。ラージリーフ・ハイグロフィラの花は茎上部の葉の腋に輪生します。
花冠は小さく薄い淡紫色です。
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水草の育て方2 (水草の育成)
ニュー・ラージリーフ・ハイグロフィラの水中葉は明るいグリーンで、水上型から水中型へ移行するのが速く、栽培は容易です。
原種と比べると、ニュー・ラージリーフ・ハイグロフィラの方が環境の変化に強く、少しぐらいなら水質が悪化してもすぐに下葉を落としてしまうことは少ないのです。
ただし、光量不足は茎下部の葉が落ちやすくなり、草体が比較的小型でも密植は避けるようにします。
育成は、比較的丈夫なので幅広い水質で育てることができますが、二酸化炭素(Co2)の添加や底床添加肥料をできるだけ使用しましょう。
根張りは「ラージリーフ・ハイグロフィラ」程ではないですが、底床中の肥料を必要とし、肥料不足になるとすぐに新芽が白っぽくなります。
水草の増やし方
有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。
水草水槽のレイアウト
ニュー・ラージリーフ・ハイグロフィラは全体に小型です。
小型の為、まとめ植えしたくなりますが、密植は避け、間隔を広めにとってレイアウトします。
小さな器や小型水槽にもおすすめです。
前景・中景・後景・センタープランツとしてレイアウトできます。
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水草図鑑データ
名称 | ニュー・ラージリーフ・ハイグロフィラ |
学名 | Hygrophila stricta var. Thailand |
和名 | |
別名 | ハイグロフィラ・タイランド |
科名 | キツネノゴマ科 |
原産 | 改良品種、又はタイ |
光量 | 普通 20W×3~4本 |
二酸化炭素 | 必ず添加 |
水質 | 弱酸性~中性 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
水温 | 20~28℃ |
形態 | 有茎水草 |
栽培難易度 | 普通 |
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