サルビニア・ククラータ

スポンサーリンク

水草の育て方1 (水草の種類)

水草:サルビニア・ククラータサルビニア・ククラータは水に浮かんで生きる浮遊性のサンショウモの仲間の浮草です。
インド~西オーストラリア、東南アジアと広範囲に分布します。サルビニア・ククラータはライトグリーンの葉が美しい浮草で、光量が強いと葉を巻くように生長します。
蛍光灯下では余り葉を巻かず、ハートに近い形状になります。葉は多肉植物にも思える径1~2cm位の葉は水平に伸びる細い黒褐色の茎につき、自然環境下では水面に立ち上がるように葉縁を巻き上げ、あたかも漏斗のような葉を密に対生します。
葉の表面には毛があります。仮根(根葉)は細く褐色で毛根状に水中に垂れ下がり、胞子のう果は仮根の一部につきます。サルビニア・ククラータの生態は別種の「サルビニア・モレスタ」と同じで強い繁殖力を持ち、胞子や枝分かれによって繁殖して、水田や河川での害草として知られます。高温帯に分布域を持つため、日本のように季節の中に寒冷期を持つ地域では、自然下では死滅することがあります。サルビニア・ククラータの学名はSalvinia cucullata。
Salviniaは人名、cucullataは葉が頭巾状のフードのような形をしている事に由来します。サルビニア・ククラータは熱帯魚ショップや通信販売でも最近見かけるようになりました。
サルビニア・ククラータをアマゾンで探す
サルビニア・ククラータを楽天市場で探す

水草の育て方2 (水草の育成)

サルビニア・ククラータは水面に浮かべ生育させます。
育成は強光、水流の流れは殆ど無いような環境で、25度程度の高い外気温が理想です。水鉢など直径20センチ以上の容器がサルビニア・ククラータの生育には望ましいですが、カップやグラスの様な小さなスペースでも生育します。
夏場は小さなスペースの場合、水温の上昇し過ぎに気を付けましょう。
サルビニア・ククラータは寒さに弱く、冬場は屋内に取り込み保護する必要があります。水鉢での栽培では9月頃までの生育期に1~2ヶ月毎、固形の化成肥料を小粒1~3粒与えると生育がよくなります。
半日以上日が当たる場所に置いて育成することが望ましいでしょう。サルビニア・ククラータは育成するだけであれば容易ですが、がっしりとした草体に育て上げるにはある程度の光量が必要です。
蛍光灯下では矮小化しがちで育ちにくいです。
強い光を当てていれば育成は簡単です。
夏期に屋外で育成すれば、本来の美しさを容易に観賞できるでしょう。
調子が良いほどフード(cucullata)の形が強まり、より一層立体感が増します。サルビニア・ククラータは水槽で栽培する場合にも、強光が必要です。
二酸化炭素(Co2)の添加は必要ないですが、ごく緩やかな流れに押さえ一箇所に留まるような環境を整えてやると良いです。
水流が強く、絶えず流れに巻き込まれる環境では草体の一部が水中に沈み、その部分が変色して枯死してしまうことがあります。

水草の増やし方

サルビニア・ククラータの増やし方は株分けですが 自然と増殖します。
サルビニア・ククラータは繁殖力旺盛ですが、水温が下がる冬場に屋外に放置していると死滅します。
増殖により、込み入った場合は間引く必要があります。

水草水槽のレイアウト

サルビニア・ククラータはメタルハライドランプか太陽光の当たるテラリウム、ビオトープ向きです。
育成自体は難しくないですが、蛍光灯などの弱い光では矯小化しがちです。
太陽光の当たる窓辺に置いたテラリウムや水鉢での栽培に適しています。
メダカの産卵にも適しています。
サルビニア・ククラータをアマゾンで探す
サルビニア・ククラータを楽天市場で探す

水草図鑑データ

名称 サルビニア・ククラータ
学名 Salvinia cucullata
和名 ククラータ
別名 ククラータ
科名 サンショウモ科
原産 インド~西オーストラリア、東南アジア
光量 強い 日光・メタハラ
二酸化炭素 なし
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 軟水~中硬水
水温 20~28℃
形態 浮草
栽培難易度 容易

サルビニア・ククラータをアマゾンで探す
サルビニア・ククラータを楽天市場で探す

この水草のディスカッション この水草のディスカッションにご利用ください。また、追加情報などがあればぜひお知らせください。

タイトルとURLをコピーしました