水草の育て方1 (水草の種類)
アヌビアス・ウンデュラータは河川などに生育する沈水~湿生植物です。
水辺の岩上などに匍匐する根茎から白く太い頑丈な根を伸ばし着生します。アヌビアス・ウンデュラータはアヌビアス・ヘテロフィラに属するとされています。
但し、卵形または楕円形の葉縁は激しく波打ち、全体は青緑色で葉脈が目立ち、やや鋭頭、基部はクサビ形で別種のように見えます。アヌビアス・ウンデュラータは西アフリカの熱帯部ギアナ、カメルーンからザイール、コンゴにかけて広範囲に分布しています。
地域によって生育状態や姿に多少の差異があるため、多くの名で紹介されてきました。アヌビアス・ウンデュラータの学名undulata(ウンデュラータ)はその特徴である「波状の」という意味です。アヌビアス・ウンデュラータは分類上、アヌビアス・コンゲンシスと同一の植物とされていますが、水草レイアウトの世界では分けて扱われています。
葉はアヌビアス・コンゲンシスよりもやや薄い感じで、柔らかい印象を受け、全体に少し繊細な印象も受けます。
アヌビアス・コンゲンシスと呼んでいるものがその基本の種で、他は成長過程のもの、多少の変形によるものなどであるといわれます。アヌビアス・ウンデュラータはアヌビアス・ヘテロフィラの仲間です。
アヌビアス・ヘテロフィラは、基本種となるアヌビアス・コンゲンシスや、
アヌビアス・アフィニス、
アヌビアス・ウンデュラータ、
アヌビアス・エングレリー、
アヌビアス・ピクウェルティ、
と学名上同一植物と定義されていますが、園芸の分野ではそれぞれ固有の特徴によって名付けられて親しまれています。アヌビアス・ヘテロフィラは西アフリカの熱帯部ギアナ、カメルーンからザイール、コンゴにかけて広範囲に分布し、地域によって生育状態や姿に多少の差異があるため、多くの名で紹介されてきました。
通常、アヌビアス・コンゲンシスと呼んでいるものがその基本種で、他は成長過程のもの、多少の変形によるものなどであるといわれています。アヌビアス・ウンデュラータは葉縁の波打つ特徴がある点で稀少な種であり、園芸用としては価値の高い品種といえます。
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水草の育て方2 (水草の育成)
アヌビアス・ウンデュラータは丈夫で育成は容易です。
育成はさほど難しくはないですが肥料が豊富な底床を好みます。
卵形をした波打つ葉が特徴で、とても丈夫です。
栽培のコツは、砂に植えるよりも流木などに活着させることで、そうすると比較的容易に育成できます。
CO2添加は必要なし。
度底床素材はソイル、砂が良いです。アヌビアス・ウンデュラータは葉縁の波打つ特徴が水上でも顕著にあらわれるので、それを保つためには高湿度の水上栽培が望ましいです。
pH: 5.0~7.5
kH: 0~7
GH: 0~7
水温: 22~26
水草の増やし方
アヌビアス・ウンデュラータは根茎の株分けで増やすことができます。
茎の部分が伸びてきたら株分けします。
株分は、葉が5枚程付いた茎をカッターや鋏で切り分けるだけです。
根があれば葉を全部切り落としても、新しく小さな葉が出てきて成長する場合もあります。
水草水槽のレイアウト
水草水槽でアヌビアス・ウンデュラータをレイアウトする場合は、アヌビアスの仲間やシダの仲間などと一緒に光量を弱めにして育成すると、本来の美しさが現れます。
底床に植えることも、流木や岩に活着させることもできます。
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水草図鑑データ
名称 | アヌビアス・ウンデュラータ |
学名 | Anubias undulata Hort Anubias heterophylla hetero Anubias heterophylla Engl. syn:Anubias congensis N.E.Brown Anubias affinis |
和名 | |
別名 | アメビアス・ウンドゥラータ アメビアス・コンゲンシス アヌビアス・アフィニス アヌビアス・ウンデュラータ アヌビアス・エングレリー アヌビアス・ビクウェルティ |
科名 | サトイモ科 |
原産 | 西アフリカ、カメルーン、ギアナ、ガボン、カビング、ザイール、アンゴラ |
光量 | 普通 20W×1~2本 |
二酸化炭素 | 必要なし |
水質 | 弱アルカリ性~弱酸性 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
水温 | 22~26℃ |
形態 | 根茎性 |
栽培難易度 | 容易 |
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