水草の育て方1 (水草の種類)
アヌビアス・バルテリー・バー・バルテリーは河川などに生育する沈水~湿生植物で、水辺の岩上などで根墓から白く太い頑丈な根を伸ばして着生しています。
長い葉柄の先に長さ約10cmの広い葉をつけます。
葉の表面は濃緑色で葉脈ごとに凹凸が目立つ美しい水草です。
草丈は40cmにもなる大型のアヌビアスで葉は葉柄より短く、葉形は長卵形~卵形、やや硬い葉質の水草です。
実際にはアヌビアス・バルテリー・バー・バルテリーは「アヌビアス・バルテリー」の変種です。
「アヌビアス・バルテリー」よりも大型の水草で、葉も草丈も大型化しています。また、少い光量にも対応しています。
通称バーバルとも呼ばれ、古くから親しまれている水草の一つでポット入りの水上葉が輸入されています。市販型は水上美で( ボツト入りですがシングル(単品) のものと、マザープラント(いくつもの林に分かれ大きく生長したもの) と呼ばれる大きなポットに入つたものがあります。
アヌビアス・ナナやアヌビアス・コンゲンシスと同じく元来は水上で生育する植物ですが、水中でもゆっくりと育つ強健な水草です。
アヌビアス・バルテリーの仲間の水草は、数種類ありますが、アヌビアス・バルテリー・バー・バルテリーが基本種の水草です。
アヌビアス・ナナやコーヒーフォリア等はこのバルテリーの変種とされています。
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水草の育て方2 (水草の育成)
アヌビアス・バルテリー・バー・バルテリーは丈夫で育成は容易な水草です。
水上でも水中でも同様に生育することができます。
CO2添加無し、弱い照明、肥料分の少ない環境でも大きく育つ丈夫な水草です。
水上葉は藻類が付着してやがて枯れてしまいますが1~2週間ほどで小さな水中葉を伸ばし始めます。
水中葉にも藻類が付着しやすいのでC02を添加したほうがよいでしょう。
底床肥料を与え、C02を添加して成長を促進すると、1カ月ほどで7~8枚の葉を伸ばします。
成長が遅く、コケの付着には注意する必要があります。
また他の活着するアヌビアスと同様に、根茎を底床内に埋め込むと腐って枯れてしまうことが有り、活着性を持つことからも流木や、石に活着させる方が育成は容易です。
底床では根茎は浅植えにすることがコツです。
水草育成環境の目安としては光量は弱くても育ちますので60cm水槽で20W程度の蛍光灯でも育成可能ですが、美しい水草にするには60cm水槽で20W2灯以上が望ましいでしょう。
CO2添加も同様に無くても育ちますが、美しい水草にするにはあった方が良いです。
底床はソイルでも砂でもよく、施肥はコケが付かない程度の液肥を与えるとよく育ちます。
食害を受けにくい水草の1つなので、雑食性の熱帯魚水槽にも使えます。
水草の増やし方
アヌビアス・ナナと同じように、アヌビアス・バルテリー・バー・バルテリーも根茎を横に伸ばしながら増える水草です。
水草水槽のレイアウト
アヌビアス・バルテリーは存在感のある大型の水草で、いくつものタイプがあるので、水草水槽では様々なレイアウトが楽しめます。
大型の水草なので、センタープランツとしても後景にも向いています。
センタープランツとして使った場合はそれだげも十分な存在感があります。
流木や岩に釣り糸などで固定すると着生させることができます。
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水草図鑑データ
名称 | アヌビアス・バルテリー・バー・バルテリー |
学名 | Anubias barteri var.barteri |
和名 | |
別名 | バーバル バルテリー アヌビアス・バルテリー |
科名 | サトイモ科 |
原産 | 西アフリカ熱帯域 |
光量 | 弱い |
二酸化炭素 | 必要なし~少なめ |
水質 | pH:5~7.5 |
硬度 | kH:0~7 GH:0~7 |
水温 | 20~30℃ |
形態 | 根茎性 |
栽培難易度 | 容易 |
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