グリーンレインキー（アルテルナンテラ・ロサエフォリア）

水草の育て方1　（水草の種類）

グリーンレインキーはアルテルナンテラ・ロサエフォリア、また単にロサエフォリアとも呼ばれる水辺に生育する沈水～湿生植物です。アルテルナンテラ・ロサエフォリアは「グリーンレインキー」と呼ばれますが、「アルテルナンテラ・オキップス」や「アルテルナンテラ・レインキー」も「グリーンレインキー」と呼ばれます。
以前にはグリーンレインキーと「アルテルナンテラ・レインキー」は別種とされていましたが、レインキー類の学名はAlternanthera reineckiiに統合されました。茎は斜上または直立し、経1.5mmほどで、葉柄は4～5mm、葉は対生してつき、披針形、やや鈍頭で、長さ35～5cm、幅1.2～1.5cmほどです。葉の表は黄色を帯びた緑色、裏は赤で、茎頂芽は赤くなります。
小ぶりの卵形の水中葉を付ける有茎の水草です。レインキーはいずれも赤味かがった葉の色が水槽に華やかさを醸し出すためアクアリウムのレイアウトに人気が高いのですが、育てにくい水草も多いです。
グリーンレインキーも栽培が難しく、初心者向きとはいえません。
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水草の育て方2　（水草の育成）

グリーンレインキーの育成はやや難しく、二酸化炭素の添加や底床添加肥料の使用を必ず行うようにしましょう。
液肥の投与も有効です。
水槽内の環境に問題が生じると葉が萎縮したり、下葉を落としやすいので気をつけましょう。
特に草姿が小型のため光量が多くないと下葉が落ちやすいです。二酸化炭素(Co2)量や肥料濃度によって色彩、形状は「アルテルナンテラ・レインキー」のように赤みや節間の長さに変化が見られます。「アルテルナンテラ・レインキー」や「アルテルナンテラ・リラキナ」が水上葉から水中葉に劇的に色彩が変化するのに対し、グリーンレインキーは色彩の変化が顕著ではなく、水中葉も緑色を帯びた赤みです。
しかし、肥料濃度を高くすると赤みが濃く、小型の「アルテルナンテラ・リラキナ」のような感じとなることもあります。
一般的に赤系の水草は肥料が不足すると葉色が明るくなり、美しく見えるがこれは衰える兆候で、そのまま追肥せず放置するとやがて生長が止まり、項芽が枯れてくるようになります。
こうなる前に水草用の肥料を投与し、二酸化炭素(Co2)の濃度も高くして、水草の健康を回復させるようにします。

水草の増やし方

有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

水中で育成しているグリーンレインキーは、全体に赤味がかりやや地味ですが、小さな草体はアクアリウムのレイアウトに使いやすいです。
グリーンレインキーは水上葉と水中葉はほぼ同様な色彩と形状で、「アルテルナンテラ・レインキー」や「アルテルナンテラ・リラキナ」のように水中葉が水上葉より大型化することはなく、小型水槽でも区画に多くの本数を使用することができます。
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水草図鑑データ

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