水草の育て方1 (水草の種類)
ルブラ・ルドウィジアは赤味を帯びた細長い葉を互生させる水草です。
「ルブラ」や「ルプラ・ハイグロ」などとも呼ばれています。
ルブラ・ルドウィジアは「ルブラ・ハイグロ」の名前で流通したり、アルテルナンテラの仲間にも似ていますが実際には、南米原産のルドウィジアです。茎は紅茶色で大く頑丈、直径3~4mm前後で縦にやや角ばり(4稜)、直立して高さ40cm以上になります。葉は互生し、葉身は長さ4~7cm、幅1~1.8cmほど、長楕円状披針形です。
鋭頭で全縁(ギザギザがない葉)、基部はクサビ形でやや翼状となり、短い柄があります。
暗み赤みかがった緑色から緑色ですが水中ではや矮小化し、色彩は明るくなり、呼吸根をつくります。
水草としては珍しく、赤紫の葉を茎の交互につける。花は上部の葉腋につき小さく目立たないが咲きます。
花の花弁は4つ、専筒は4裂、淡い黄色であまり目立たない花です。ルブラ・ルドウィジアはほとんどが水上葉の状態で熱帯魚ショップなどで市販されています。
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水草の育て方2 (水草の育成)
ルブラ・ルドウィジアの育成はやや難しいです。水上葉から水中葉への移行は特に難しく、二酸化酸素(Co2)を添加するとともに、十分に光が当たるように間隔をあけて植え、水深を低くすると失敗が少ないです。
購入直後のルブラ・ルドウィジアは草丈が5~6cmなので、1本ずつ充分に光が当たるように、3~4cm間隔で植えます。
同時に、水深を浅くして光を強くし二酸化炭素(Co2)も添加すると良いでしょう。水中葉になってからも強めの光量が必要です。
二酸化炭素(Co2)の添加と強い光が不可欠で、光が十分に届かないと枯れてしまいます。
低光量で育成すると矮小化して、最終的には枯死してしまうことも少なくありません。ルブラ・ルドウィジアの育成は、二酸化炭素(Co2)の添加を十分に行い、強めの光を照射し、底床には十分な肥料を使用して育てると、水中葉の色は濃い深紅に変わり、驚くほど美しくなります。育成のやや難しい有茎の水草ですが、十分な二酸化炭素(Co2)の添加、弱酸性、軟水~弱硬水、明るめの照明など、大半の水草にとって好ましい水槽環境を用意すれば、上手に育てられます。
水草の増やし方
有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。
水草水槽のレイアウト
鮮やかな赤色から深みのあるワインレッド色で葉がウェーブする姿が大変美しい、レイアウトの中でもひときわ目を引く水草です。
よく育てるには単独で植え込み、よく光の当たる場所に、すべての葉に光が均等に当たるようにレイアウトするのが理想的です。
中景から後景にレイアウトすることも多いですが、光がよく当たるように間隔を空け、1本1本り葉の色の変化をじっくり楽しむレイアウトも面白いでしょう。
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水草図鑑データ
名称 | ルブラ・ルドウィジア |
学名 | Ludwigia perennis Ludwigia glandulosa |
和名 | |
別名 | ルドウィジア・ペレンニス ルプラ・ハイグロ レッド・ルプラ ルブラ |
科名 | アカバナ科 |
原産 | 南米、アジア、オーストラリア |
光量 | 強い 20W蛍光灯X3~4本 |
二酸化炭素 | 必ず添加 |
水質 | 弱酸性~中性 |
硬度 | 軟水~弱硬水 |
水温 | 18~28℃ |
形態 | 有茎 |
栽培難易度 | 難しい |
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