水草の育て方1 (水草の種類)
タイガーロータスレッドは池沼などに生育する浮葉植物です。
地下に球根状の塊茎があり、そこから葉を根生します。
赤味の強い球状に近い塊茎から葉を束生します。タイガーロータスレッドの水中葉は紅褐色で暗褐色の斑があり楕円形です。
葉身はグリーンタイガーロータスとほぼ同じ大きさで葉面は平滑、縁が波打つのは熱帯性スイレンの特徴ともいえるでしょう。
葉径は5~ 15cm。タイガーロータスレッドの花は夜咲き、白色です。タイガーロータスレッドの栽培はタイガーロータスグリーンはより難しく、入荷型であるバルブから発根発芽し、葉の枚数をつけるまでの生長がやや遅く、その間水質を新しく、pHを低く、7.0程度にキープするようにします。
タイガーロータスレッドはグリーンタイガーロータとともに、最近はタイニムファなどとの交雑種が多く、赤みの強い葉に黒褐色の班が明瞭に入る純粋種が少なくなってきています。
タイガーロータスレッドは交雑種は浮葉が出やすいです。タイガーロータスレッドは熱帯魚店で入手できる赤系の水草としては、水中葉が最も大きく育つ種類です。
タイガーロータスレッドは傷つきやすく、水中にあるときは、水温が一定していますが、夏や冬の水温と気温の温度差がある時期に輸送する場合、温度差やスレなどで植物体が傷まないように、魚と同様に水と一緒にパッキングしてもらうとよいでしょう。
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水草の育て方2 (水草の育成)
タイガーロータスレッドは水槽栽培は容易で、タイガーロータスグリーン同様、高光量水槽では浮葉を短期間で形成します。
育成方法によっては水中葉のまま長期生存できる水槽向きのスイレンです。タイガーロータスレッドは二酸化炭素(Co2)量を多くすることと、換水を頻繁に行い値物の新陳代謝を促すようにすると、生長が良くなります。
底床内の栄養分に大きく依存するので、底床添加肥料を使用すると大変よい育成結果が得られます。タイガーロータスレッドはpHの低い、ごく軟水では、葉が縮れることがあります。
水草の増やし方
タイガーロータスレッドの繁殖は種子と短い繁殖茎によります。
浮葉を多くつけると夜咲きの白い花が咲き、自家受粉して種子が得られます。
水草水槽のレイアウト
タイガーロータスレッドはアクアリウムには効果の高い水槽レイアウトに欠かせない貴重な水草です。
赤系のスイレンで、浮葉を作りにくい性質からレイアウトによく使用されます。赤系のスイレンで、ロゼット型水草には赤色のものが少ないなかでタイガーロータスレッドの色彩は利用価値が高いです。ダッチアクアリウムでは、各種の水草を全種大型に健康に育成するわけではなく、センタープラントとなるようなエキノドルスやタイガーロータスレッドなどを水槽のサイズとバランスのとれた大きさにするため、底床中の根をカットしたり、追肥の量を加減します。アヌビアスとタイガーロータスレッドやボルビティスと組み合わせ、産地別のアトラスレイアウトをつくるメインの水草ともなります。
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水草図鑑データ
名称 | タイガーロータスレッド |
学名 | Nymphaea lotus |
和名 | |
別名 | レッドタイガーロータス |
科名 | スイレン科 |
原産 | 西アフリカ熱帯域 |
光量 | 普通 20W×2~4本 |
二酸化炭素 | 必要なし~少なめ |
水質 | 弱酸性~中性 |
硬度 | 中硬水 |
水温 | 22~30℃ |
形態 | 根茎性 ロゼット |
栽培難易度 | 容易 |
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