ハイグロフィラ・ゴールドブラウン

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:ハイグロフィラ・ゴールドブラウンハイグロフィラ・ゴールドブラウンは池沼や河川などに生育する沈水~湿生植物です。ハイグロフィラ・ゴールドブラウンは「ハイグロフィラ・ポリスペルマ」の中でも特に項某部に茶黄金色を表すものをいい、基本種と鮮明に区別できます。
その名の通りの葉色となる美しい種類の水草です。もともと「ハイグロフィラ・ポリスペルマ」は産地による個体変異があり、ハイグロフィラ・ゴールドブラウンはその中で、茎上部が黄金茶色になる個体です。
改良品種であるとされる場合もあります。
ハイグロフィラ・ゴールドブラウンは、育成環境によっては「ハイグロフィラ・ポリスペルマ」と見分けがつきにくいこともあります。ハイグロフィラ・ゴールドブラウンの水上葉は硬く、色彩はくすんだグリーンで名前の面影もないのですが、水中葉は強光下では茶緑色は濃くなり、赤昧を帯びるのです。
中光では上茎部の葉は黄金色を含む黄緑色になります。ハイグロフィラ・ゴールドブラウンは茎や葉など、全草の形状は原種とほぼ変わらないですが、変異の多い「ハイグロフィラ・ポリスペルマ」の色彩変化を遂げた1種として興味深く愛好されています。ハイグロフィラ・ゴールドブラウンは熱帯魚ショップでの入荷量は多くないので、入手はやや難しいですね。
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水草の育て方2 (水草の育成)

ハイグロフィラ・ゴールドブラウンは色彩以外は「ハイグロフィラ・ポリスペルマ」とほぼ同じ形態で、育成も同様です。
一見、水中葉になりそうもないですが水中でも生育し、柔らかい水中葉を展開します。
ハイグロフィラ・ゴールドブラウンの水上葉は暗緑色ですが、水槽で育成すると赤味のある水中葉を出します。
この色彩は肥料濃度によって変化し、肥料が多いとオレンジ色に近くなり、不足ぎみでは黄色になります。
丈夫で育成は容易ですが、栽培には多めの光量と多少の二酸化炭素(Co2)の添加は必要です。かなり過酷な条件でも枯れない水草ですが、悪条件下では普通の黄緑色で普通の「ハイグロフィラ・ポリスペルマ」と区別できません。
水草水槽では多めの光量のあたる位置に植えると、ゴールドブラウンならではの黄金色の葉を出します。

水草の増やし方

成長したハイグロフィラ・ゴールドブラウンは、差しもどしを行えばすぐに新芽を出すようになります。有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。
「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

ハイグロフィラ・ゴールドブラウンの生長はやや遅く、前景から中景にかけて使用できます。
茎は細めで全体のシルエットもやわらかい印象を受けます。
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水草図鑑データ

名称 ハイグロフィラ・ゴールドブラウン
学名 Hygrophila polysperma Gold Brown
和名
別名 ハイグロフィラ・ポリスペルマ・ゴールドブラウン
科名 キツネノゴマ科
原産 東南アジア、バングラデイシュ、タイ、南米
光量 普通 20W×2~4本
二酸化炭素 必要なし~少なめ
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 中硬水
水温 18~30℃
形態 有茎水草
栽培難易度 容易

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