水草の育て方1 (水草の種類)
ポタモゲトン・ガイーはヤナギモに似た極めて細身の水草です。ポタモゲトン・ガイーは横走する水中の地下茎の節から扁平で径約1mmの細い茎を直立させます。
葉は互生し緑色または褐緑色で無柄。
葉身は線状で頚髄やや狭脚。
長さ6~9cm、幅3~4mm、全縁(ギザギザがない葉)。
長楕円状線形~狭披針形で、生育環境によって大きさに差があります。基部に発達した葉状の托葉があります。花序は長さ1.5cmほどの穂状。栽培には二酸化炭素(Co2)と液肥が有効です。
水温20~30C、pH6.0~7.5が適し、栽培しやすい1種です。ポタモゲトン・ガイーは、茎上部の葉は浮葉になることがあります。
水槽では浮葉をつくることはほとんどないです。
自然では水が引くと陸生形になって生育します。ポタモゲトン・ガイーは、ヤナギモに似ていますが、ポタモゲトン・ガイーのほうが、葉がより細く長いです。ポタモゲトン・ガイーは、熱帯魚ショップでの流通は少ない様です。
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水草の育て方2 (水草の育成)
ポタモゲトン・ガイーは非常に繊細で、華奢ですが、比較的丈夫で、育成も容易です。
育成には、二酸化炭素(Co2)の添加を行ったほうがよく、照明も明るめがよいでしょう。
水草の増やし方
ポタモゲトン・ガイーの殖やし方は、さし芽とランナーによる繁殖です。
水面 に向かって成長しますので、トリミングして差し戻すことで増やせます。
また、ランナーをのばして増殖します。有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。
水草水槽のレイアウト
ポタモゲトン・ガイーは、ポタモゲトンの仲間でも古くから水槽に用いられてきた種です。
レイアウトには、中貴から後景にまとめ植えします。
細いポタモゲトン・ガイーの群生には、清々しい涼感があります。
葉の色彩が、グリーン~褐色へと色づく事があり、赤系の水草とも、グリーン系の草とも違う、馴染み深い印象的な存在です。
丈夫で、気兼ねなくトリミングを繰り返すことができますので、レイアウト水槽でも調整しやすく便利な水草でしょう。
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水草図鑑データ
名称 | ポタモゲトン・ガイー |
学名 | Poeamogeron gayi A.Benn. |
和名 | |
別名 | ポタモゲトン・ガーイ ポタモゲトン・ガイ |
科名 | ヒルムシロ科 |
原産 | 南米 |
光量 | 普通 20W×3~4本 |
二酸化炭素 | なるべく添加 |
水質 | 弱酸性~中性 |
硬度 | 軟水~弱硬水 |
水温 | 20~28℃ |
形態 | |
栽培難易度 | 容易 |
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