水草の育て方1 (水草の種類)
アヌビアス・ミニマは西アフリカ熱帯域に生育する非常にシャープな細長い葉を付ける小型のアヌビアスの仲間です。
アヌビアス・ミニマは草丈が、10~15cm程度にしかならないので、小型のアヌビアスとして小型水槽にもレイアウトに使いやすく人気も非常に高いです。アヌビアス・ミニマは単にミニマと呼ばれることもあります。アヌビアス・ミニマの葉はやや硬くかなり密に付けます。
アヌビアス・ミニマの葉は卵型からヤリ型まで育成環境によって様々です。アヌビアス・ミニマの葉は広く平滑。ヤリ状または楕円状卵形、無毛、濃緑色。
時に黄緑色が葉脈に沿って縞状にあらわれ、葉面には艶があります。アヌビアス・ミニマは「アヌビアス・ランケオラータ」、「アヌビアス・ナナ」とともにすべて「アヌビアス・グラブラ」に含まれるとする説もあります。
実際には「アヌビアス・グラブラ」と比較して草体がアヌビアス・ミニマのほうがかなり小さいです。
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水草の育て方2 (水草の育成)
アヌビアス・ミニマは成長がとても緩やかなので、コケを付着させないような管理を心がけます。
アヌビアス・ミニマは二酸化炭素(Co2)を十分に添加したほうが良いでしょう。アヌビアス・ミニマは、ほとんどがポット入りで販売とれています。
購入後は,アヌビアス・ミニマをポットから取り出し、根に付いたロックウールをある程度落としてから、底床添加肥料を埋めた底床に植えると成長が良いでしょう。
しかし、購入したらポットから取り出して底床砂に植え込むのもいいのですが、流木に活着させてより自然に近い雰囲気で育成してみるのもこの水草の楽しみの1つです。
活着前にますはポットから出したアヌビアス・ミニマに巻き付いたロックウールを外しますが、できるだけ根を傷めないように、おおまかにロックウールを外し、さらにピンセットを使って細かいウールも外しましょう。
念入りに取った後は水洗いし、さらに伸びきって着生しない根は、後で邪魔になるので切りましょう。pH: 5.0~7.5
kH: 0~7
GH: 0~7
水草の増やし方
アヌビアス・ミニマの増やし方は、根茎の株分けが主な方法です。
アヌビアス・ミニマの株分けは、葉が5枚程付いた茎をカッターや鋏で切り分けるだけで、特に問題はありません。
葉を全部切り落としたとしても、新しく小さな葉が出てきて成長するほど丈夫な水草です。
茎を切り分ければ、新芽を発芽させて子株を作ります。
ただ、アヌビアス・ミニマは根茎を横に伸ばしながら殖える水草ですが、葉のついた根茎を3~4cm切り取っても、小さな葉をたくさんつけるだけで葉は大きくなりにくいです。
子株を大きくする方法が良いでしょう。 t
水草水槽のレイアウト
アヌビアス・ミニマは細長い葉をつけるアヌビアスの仲間です。
水中葉の草丈は、10~15cm程度にしかならないので、小型のアヌビアスとして小型水槽にもレイアウトに使いやすい貴重な種類です。アヌビアス・ミニマはその美しい容姿から人気も高い、小型水草水槽のレイアウトでも定番の水草です。
底床材に植え込んでもよいですし、流木や石に釣り糸や園芸用の ビニールバンドで固定するとアレンジの幅が広がります。
アヌビアス・ミニマをミクロソリウムのように、流木や岩に活着させることで、立体的なレイアウトを組むことができます。
ビニールタイを使い、これから伸びていくリードバルブの方を流木に巻き付けていきます。
作業の途中、水草が乾いてしまわない様、霧吹きなどで水を吹きかけることも忘れないようにしましょう。
約一ヶ月ほど経過すれば見事に活着します。
その頃にビニールタイをハサミで切って取り去れば流木 に活着したアヌビアス・ミニマが出来上がります。
うまく流木に活着しない場合は、流木の良し悪しで活着しないというよりは、環境または、アヌビアス・ナナの 状態によって活着しないと思われます。
アヌビアス・ミニマは通常は大磯砂利に植えこんでおくと、根に砂利がくっついてくるほど活着しやすい水草です。
水質や 環境のチェックをすると共に、もう一度しっかりと流木にビニタイや木綿糸などで根本部分をとめてみましょう。
それでも難しい場合には、流木と同じ色か釣り 糸などの透明な不溶性の糸で、目立たない様に巻つけてしまうという方法もあります。
アヌビアスの仲間だけのレイアウトも面白いでしょう。
前景にアヌビア ス・ナナ・ナローリーフ、中後景にはアヌビアス・バルテリーなどの大型種を植え、後景にはグラキリスなど葉の形の違う種類を植えるといいでしょう。
また班入りの水草も使 うと、彩りにもアクセントがつきます。
ほとんどトリミングがいらない楽な水草水槽ですが、成長が遅いので、密生させるには時間がかかります。
できれば沢山 の水草を入手して植え込みましょう。
アヌビアス・ミニマは光量が弱くても育つため他の水草の陰になるようなところでもレイアウトできる水草です。
また、アヌビアス・ミニマは雨季と乾季の激しい推移の変化にも適応している水草なので、アクアテラリウムにも利用できます。
横に這う根茎は年輪を重ねた盆栽の古木の様な趣になります。
ミクロソリウムやウィローモスと合わせて和風のレイアウトも良いでしょう。
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水草図鑑データ
名称 | アヌビアス・ミニマ |
学名 | Anubias minima |
和名 | |
別名 | ミニマ |
科名 | サトイモ科 |
原産 | 西アフリカ熱帯域 |
光量 | 普通 20W×2~3本 |
二酸化炭素 | 添加 |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
水温 | 20~28℃ |
形態 | 根茎性 |
栽培難易度 | 普通 |
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