エキノドルス・マーブルクイーン

水草の育て方1　（水草の種類）

エキノドルス・マーブルクイーンはトロピカ社が作出したと言われるエキノドルスの改良品種の水草です。
葉の全面に白色～黄色の斑が入り、大理石の様な膜様(マーブル模様)となる水草であることからこの名が付けられました。
欧州にて比較的早くに作出された。原種は幅広の丸い大きな水中葉を持つ「エキノドルス・コーディフォリウス」(＝エキノドルス・ラディカンス)です。
「エキノドルス・コーディフォリウス」の斑入りを固定して作出されました。
このことからエキノドルス・コーディフォリウス・マーブルクイーンと呼ばれることもあります。
また、「エキノドルス・コーディフォリウス」自体がエキノドルス・マーブルクイーンと呼ばれていることもあります。一般に斑入りの水草は、原種の水草より小型になる性質があり、エキノドルス・マーブルクイーンも原種ほど大型にはならず、葉柄ものびない水草です。
エキノドルス・マーブルクイーンは生長すると葉の幅は5～10cm、葉の長さは10～15cm、草丈は45cmほどになります。
原種の「エキノドルス・コーディフォリウス」よりもやや小型とはいえ、大株になるので、90cm以上の大型水槽向きでしょう。エキノドルス・マーブルクイーンの特徴はもちろんその水中葉に大理石のような美しい模様があることです。
改良品種の水草の中でも、非常に美しい品格を備えている水草として人気があります。エキノドルス・マーブルクイーンの特徴であるマーブル模様は水上葉のほうがよりハッキリしていて明瞭で。
水中葉では水上葉と比較して細長く、斑の出方は少なくなり、とくに幼株のうちは斑がっきりせず薄れる感じになります。エキノドルス・マーブルクイーンは幼株のうちは模様ははっきりしていません。
似たような形状のエキノドルスに混ぜて植えてしまうと区別がつかない場合があるので注意しましょう。
エキノドルス・マーブルクイーンの株がある程度育つと新芽は、生長とともにマーブル模様が入り始めます。
マーブル模様は葉が伸び始めると入り、育成条件によってかなり変化が見られます。
二酸化炭素(Co2)を多めに添加し、光量を強くして底床添加肥料を与えると、マーブルがよりハッキリした模様になります。
逆に水槽の育成条件が合わないとまったくマーブル模様が入らなくなることもあります。エキノドルス・マーブルクイーンは大きな葉を付けたポットで輸入されています。
市販型は水上葉で大小いろいろなサイズがありますが、どれも美しいマーブルの斑が入っています。
最近では東南アジアのファーム産も流通しています。
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水草の育て方2　（水草の育成）

エキノドルス・マーブルクイーンは丈夫で育て方は容易な水草です。
二酸化炭素(Co2)を添加した方が成長は早いですが無くても栽培可能です。
ただし、エキノドルス・マーブルクイーンの特徴であるマーブル模様は肥料分や照明、二酸化炭素が不足すると、消失するので、美しく育てるには底床添加肥料を使い、明るい照明を当て、二酸化炭素(Co2)の添加を十分に行う必要があるでしょう。

水草の増やし方

エキノドルス・マーブルクイーンの増やし方は簡単です。
エキノドルスの仲間の水草はランナーと呼ばれる脇芽を伸ばして子株を作ります。
その子株が育って根を充分に伸ばし、葉数が3～5枚になったらランナーをカットとして、底床に植え込むと増やすことができます。
別な増やし方として、親株の根元から子株が直接生えてくる場合もありますので、その場合は、葉数が十分になった時点で親株から子株を分離して別の場所に植えましょう。

水草水槽のレイアウト

エキノドルス・マーブルクイーンは大株になるので、水草水槽にレイアウトする場合は90cm以上の大型水槽が向いています。
斑がはっきりするのは水草の茎高が25cnを超えたあたりの大きさからで、斑点を楽しむには90cmクラスの水槽が必要となるためです。
水槽の中景～後景にレイアウトするか、美しいマーブルをセンタープランツとしてレイアウトしても水草水槽の美しさが引き立ちます。
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水草図鑑データ

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