水草の育て方1 (水草の種類)
ネサエアはアフリカ熱帯域原産の全体が鮮やかな赤で、頭頂部が明るい緑色をしているのが特徴です。
小型の赤系水草で、赤い水草としてはポピュラーな種類です。
しかし、熱帯魚ショップなどで販売されているネサエアは変種の「ネサエアsp.」がほとんどのようです。
「ネサエアsp.」は特徴の頭頂部が明るい緑色が出ているとは限りません。
「アマニア・セネガレンシス」や、「アマニア・ラティフォリア」などと混同されている場合もあります。ネサエアの茎は茶緑か赤茶色で、径2~3mmの円柱形。
葉は茎と同色で対生、無毛、無柄またはわずかな短柄です。
葉身は長楕円形で鋭頭、葉面は平滑です。
葉縁ははっきりと波打っています。熱帯魚ショップで市販されているネサエアは水中葉が多いです。
水草ファームの強い自然光と多い肥料によって育成された節間が比較的長く、葉はかなり赤みの強いものです。
水槽栽培では節間は非常に短くなり、色彩も茶色が強くなります。
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水草の育て方2 (水草の育成)
ネサエアは育成の難しい有茎の水草で、二酸化炭素(Co2)の添加が必要です。ネサエアの市販型はほとんどが水中葉で、水槽に植えると、2~4週間ほどは植えた時の状態が続きます。
二酸化炭素(Co2)の添加を行わないと、育成は困難で、やがて茎の下部から溶け始め、枯死してしまうことがあります。
生長させるのは非常に難しいですが、二酸化炭素(Co2)を多めに添加し、光量をかなり強くすると、新芽を伸ばし始めます。
また、水深浅くすると光量も多くなるので、若干生長が早くなります。
水槽内で根のあたりから伸びた新芽は生長が早いようです。光量が特に多く必要で、明るさがないと萎縮しやすく、また二酸化炭素(Co2)を多量に添加しないと生長が止まります。変種の「ネサエアsp.」は成長が遅いですが水質変化にもダメージを受けることはなく、丈夫な水草も多いです。
水草の増やし方
有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。
水草水槽のレイアウト
ネサエアは中景から後景にレイアウトされます。
小型の赤系水草として小型水槽のレイアウトにも使用できるでしょう。
茎は斜め上に向かって伸びる性質があります。
オランダ式の段々レイアウトにもよく合います。
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水草図鑑データ
名称 | ネサエア |
学名 | Nesaea crassicaulis |
和名 | |
別名 | |
科名 | ミソハギ科 |
原産 | アフリカ熱帯域 |
光量 | 強い 20w蛍光灯x4本 |
二酸化炭素 | 普通 |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 中硬水 |
水温 | 18~28℃ |
形態 | 有茎 |
栽培難易度 | 難しい |
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