水草の育て方1 (水草の種類)
クリプトコリネ・アフィニスは、河川に生育する沈水~湿生植物で、マレー半島に最も広く分布するクリプトコリネです。
マレーシアの酸性土壌に分布するクリプトコリネの中では育成は容易な水草といえます。若い株の水中葉には、特徴的な凹凸模様が入るので、比較的識別が容易なポピュラーなクリプトコソネの仲間です。クリプトコリネ・アフィニスの葉は根生し、長楕円形やや鋭頭です。
葉縁はやや波打ち、基部は円脚または時に耳状となり、暗褐緑色または淡褐緑色で、凹凸のシワがあります。
ただし、この凹凸は、株の成長とともに浅くなってきます。
葉はやや硬く、裏面は紅紫色です。草長と葉柄の長さはほぼ同じ位で草丈15~30cmになりますが、水槽では10~15cm程度です。
葉と葉柄の長さはほぼ同等ですが産地によって変異が大きく、葉縁が波打ち表面に凸凹のあるものが多いですが、ギザギザがなく平坦な葉もあります。
色彩は緑色から赤褐色までさまざまなです。
水中葉は膜質で葉面のシワは浅くなり、鮮緑色になります。熱帯魚ショップで販売されているクリプトコリネ・アフィニスは栽培品ではなく、ほとんどが現地の採集物のようで、茎や葉は枯葉などの腐植酸によって黒褐色を帯びています。
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水草の育て方2 (水草の育成)
クリプトコリネ・アフィニスは、通常は丈夫で栽培しやすいクリプトコリネです。
育成はやや古いこなれた水が良いようです。
弱酸性~中性、軟水~弱硬水の水質では、比較的容易に育成できる種類です。
よくこなれた底床に植え込み、十分なろ過バクテリアの繁殖が、育成のよい条件になります。現地から輸入されたばかりのクリプトコリネ・アフィニスは濾過バクテリアの繁茂した、やや古い底床で、pHの低い水質の水槽に植えるようにします。
最初の環境が適正でないと葉や茎は数日後溶け始め、株のほとんどが溶けてなくなってしまいます。
しかし根茎はそのままにして移植しないようにすると、やがて底床中に残った根茎から小さな葉を出し、生長します。
葉数5~6枚、草丈10cmくらいになるまで移植せず大切に扱うようにします。
適正な環境に植えれば順調に育成します。底床中の鉄分の量によって葉色が褐色からグソーンまで変化します。クリプトコリネ・アフィニスは、カルシウムに敏感でアルカリ性の水や硬度の高い水はよくないです。
水草の増やし方
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水草水槽のレイアウト
クリプトコリネ・アフィニスは、一本植えか、小規模のまとめ植えとしてレイアウトすると良いでしょう。
クリプトコリネとしては成長が早い種類なのでグリーンの水草を植え込んだレイアウト水槽の彩りUPに最適です。
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水草図鑑データ
名称 | クリプトコリネ・アフィニス |
学名 | Cryptocorne affinis |
和名 | |
別名 | クリフトコリネ・アッフィニス |
科名 | サトイモ科 |
原産 | マレー半島 |
光量 | 普通 |
二酸化炭素 | 普通 |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 中硬水 |
水温 | 22~28℃ |
形態 | 根生植物 ロゼット |
栽培難易度 | 容易 |
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