イエローカボンバ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:イエローカボンバイエローカボンバは池沼、河川に生育する沈水植物です。
黄色味がかった繊細な水中葉が優しい印象を与える水草です。
葉は対生してつき、掌状に細裂し、裂片は糸状となり、きわめて繊細で美しい水草です。イエローカボンバは黄色の花が咲くところから付けられた名称です。
葉や茎もほぼ黄色ですが、光量や光質、肥料分によってグソーンがかったり赤みが強くなったりします。葉身は長さ25cmほどで、浮葉は葉腋から出る花柄と対生してつき、広楕円形、3.5×2cmほどです。
3~5回細裂する葉を互生させ、頂葉が黄色~うすいピンクをおびた繊細な色をしています。自然光下では、楕円型の浮葉を形成し、黄色の花が咲きます。
花は径1cmほどで、鮮かな黄色です。葉はカボンバにくらべて細く長く、条件が良ければ大輪をつけて美しい形状になります。黄色の花を開くゴールデンカボンバが南米北部地区に分布するのに対し、同様に黄色の花を持つイエローカボンバは南米の南部亜熱帯地方に分布域しています。
イエローカボンバはゴールデンカボンバより葉の細裂片が幅が広く短く、葉に紅紫色がでることなどで区別できます。
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水草の育て方2 (水草の育成)

黄色い葉は対生しており、優しい印象を与えます。
美しいイエローカボンバの成育するアクアリウム水槽は、極めて高度の水草育成技術の裏付けを意味するものです。
イエローカボンバは特に育成が困難な水草の1つであり、育成条件が悪い水槽では成長を長期にわたって停止させてしまいます。イエローカボンバは一般的な軟水の水槽ではpH5.0~7.0、水温22~30℃で育てることができます。
葉の形状と色を長期維持するのはとても難しく、弱酸性の水質で、二酸化炭素(Co2)を少なめにするのがポイントです。
肥料のバランスが崩れたり、二酸化炭素(Co2)の添加量が多くなると、節間が長く伸びてみすぼらしい姿になってしまいます。
pHの低い軟水では葉の裂片が糸状ではなく、やや幅広くなることがあります。
葉の形状や色にさえこだわらなければ、トリミングをこまめに行うことで育成は容易になります。成育は、底床内の栄養分に依存するところが大きく、底床内が貧栄養だと、いくら二酸化炭素の添加を行っても、丈夫に育ちません。
セット後間もない水槽では、スティックタイプの底床添加肥料を根元に理めると効果的です。

水草の増やし方

イエローカボンバは床底に肥料分が十分にあることが必要で、根が十分に張ると底床中の節から新芽を生じ、地下茎やランナーによって繁殖します。有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

イエローカボンバは非常に繊細な美しさがありアクアリウム水槽の中景~後景に使用されます。
イエローカボンバは高温を好み、水温28℃前後で育てるのが良く、軟水を好むことから、ディスカスの飼育水槽に使用される場合があります。
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水草図鑑データ

名称 イエローカボンバ
学名 Cabomba caroliniana
Cabomba australis
Cabomba australis Aubl
和名
別名 イエローカボムバ
科名 スイレン科 ハゴロモモ科
原産 南アメリカ南部(ブラジル南部、パラグアイ、アルゼンチン)
光量 普通20w蛍光灯×3~4本
二酸化炭素 必要なし~少なめ
水質 酸性~弱酸性
硬度 軟水~中硬水
水温 22~28℃
形態 有茎
栽培難易度 難しい

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