ウォーターバコパ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:ウォーターバコパウォーターバコパは湿地、池沼などの水辺に生育する沈水~湿生植物で、1年草です。
また、ウォーターバコパは最もポピュラーな水草の1つで水中葉は初心者の方にもオススメです。ウォーターバコパは水上では茎は円柱形、有毛で、銅旬、基部で分枝し、上部は斜上または直立します。
水上葉は茎が太く、卵形の厚い葉を対生させます。
また、独得の臭いがあります。
葉は対生してつき、楕円状卵形で、径1.5~2.5cmほどになります。
茎は円柱形有毛で横に這い、大きくなると1mにもなります。
時々分岐し、先端は斜上または直立します。
葉は精円状卵形または披針形で無柄、多少抱茎軋特に水上葉には白い短毛が目立ちます。
鮮やかなパールグリーン(または,飾色)で茎頂部に葉は密につきます。ウォーターバコパは水中では茎は茎の短毛が殆どなく直立し、葉は披針形、鈍頭です。
水中葉は、生育条件によって色彩が明緑色から淡褐色まで変化します。また就眠運動もおこないます。
水中葉は水上葉と同じく卵形で、水面近くまで延びると赤みを帯びた独特色彩を見せてくれます。ウォーターバコパの花は濃青色、花冠は4裂、雄しべ4個、雌しべ1個。
花はが咲いても1日で枯れますが、各茎節から次々とツボミを出し、長期にわたって楽むことができます。
水槽では花をつけることは少ないと言われていますが、花を付けるのは難しくありません。
開花は光量の強さに関係している為、毎日わずかな時間でも、強い光を定期的に照射することで花が咲きます。
例えば窓際の水槽で一時的に直射日光が当たる環境では頻繁に花が咲きます。ウォーターバコパは低い光量の環境では「バコパ・モンニエリ」に似ていますが、「バコパ・モンニエリ」がライトグリーンからダークグリーンの葉を持つのに対し、ウォーターバコパは黄味をおびたうすいグリーンです。
高い光量の環境ではウォーターバコパは茶色味をおびたグリーンになり、明らかな葉脈を確認できます。
また高い光量の環境ではウォーターバコパのほうが大きな葉を付けます。国内で育成された水上葉と東南アジアで育成された水中葉の両方が市販されています。
オオババコバとして販売されている場合もあります。
水上葉から水中葉への移行は難しいためできるだけ水中葉を入手しましょう。
熱帯魚ショップで販売されている水上葉は、葉や茎が明るい緑色ですが、水槽で育成すると、頭頂部から下方の葉にかけて赤味がかってくることが多いです。
状態の悪いものは、水槽に植えてもそのまま枯れてしまうことがあります。
購入時にはよく状態を確認して入手するようにしましょう。
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水草の育て方2 (水草の育成)

ウォーターバコパは二酸化炭素の添加を行わなくても育つ丈夫な水草です。
鉛などで束ねられて販売されていますが、植え込む際には1本1本丁寧に少し間隔を空けて植えます。水槽で水上葉から水中葉にするには最適な水質でないと茎や葉が溶けるように腐り、新しい芽が出る前に親株が無くなってしまうことがあります。
草丈が7~10cmと短いため、水中葉にするには相当に強い光量が必要になります。
できるだけ明るい場所に1本ずつ植えるか、水深を浅くするかして、二酸化炭素(Co2)を添加すれば早く水中葉をのばします。一度水中葉になると、比較的丈夫で、弱アルカリ性や弱硬水中でも育てることができます。
水中葉は比較的丈夫ですが、茎の傷が原因で溶けることがありますので注意しましょう。
光量さえ強ければ、二酸化炭素(Co2)なしでも生長します。夏季には、鉢植えの上に直接植えてもよく育ちます。

水草の増やし方

有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

ウォーターバコパは水草レイアウト水槽に欠かせない種類で、主に群植した葉の美しさを鑑賞します。
光に向かって垂直に伸び上がるウォーターバコパの群落はレイアウトの縦の流れを作り出します。
数株以上ウォーターバコパをまとめ植えをすると、低光量下では茎頂部の黄味のあるライトグリーンの葉が、一層華やかになります。
また光量を増すに従い茶味をおび、別の美しさを見せてくれます。
状態の良いウォーターバコパの群生は本当に格別で、非常に美しいものがあります。
トリミングによって頂芽が揃えられたウォーターバコパの森は大型水槽でも見ごたえ十分、圧巻です。ウォーターバコパを数本のグループで水槽の中景・後景に植えれば、緑のかげりをうまく作ってその魅力が引き立つようになります。ウォーターバコパは弱酸性、軟水を好むことから、ディスカスの飼育水槽に用いられる場合もあります。
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水草図鑑データ

名称 ウォーターバコパ
学名 Bacopa caroliniana
和名
別名 バコパ・カロリニアーナ
ウォーターバコバ
オオババコバ
オオババコパ
科名 ゴマノハグサ科
原産 アメリカ合衆国 熱帯域・温暖部
光量 強い
二酸化炭素 少なめ
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 軟水~中硬水
水温 16~30℃
形態 有茎
栽培難易度 容易

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