水草の育て方1 (水草の種類)
ルドウィジア・グリーンは北半球の温暖部から南半球にかけて水辺に広く分布している沈水~湿性植物です。
湿地や水辺などに自生していますが、水中で生育することもあります。和名をセイ∃ウミズユキノシタといい、別名ルドウィジア・パルストリスとも呼ばれています。
パルストリスは「沼地性の」という意味です。
またルドウィジア・グリーンはルドウィジア・グリーンと呼ばれることもある、赤い色素をほとんどもたないルドウィジアです。
ほぼ全てのルドウィジアの仲間が赤い色彩になるのに対し、ルドウィジア・グリーンは鮮やかな緑色です。
しかし最近は交雑によりグリーンのタイプの他に、赤くなるタイプ、葉幅など、バリエーション豊かになっています。ルドウィジア・グリーンは水上葉、水中葉ともに丸い形状をしています。
葉は卵状披針形で鋭頭、有柄、対生しています。
葉身は長さ2.5cm、幅1.2cm位です。ルドウィジア・グリーンの水上葉は丈夫で、表面はパールグリーンで葉の裏が淡緑色です。ルドウィジア・グリーンの水中葉は、やや小型化してダークグリーンになります。水上では茎は赤味をおびていて、匍匐しよく枝分かれし上部は斜上します。花は腋生で黄色、萼片は4個で、花弁はありません。「ルドウィジア・レペンス」と似ていますがルドウィジア・グリーンは花の花弁が無いことで区別ができます。熱帯魚ショップでは、水上葉も水中葉も入荷されています。
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水草の育て方2 (水草の育成)
ルドウィジアの仲間は丈夫な水草です。
ルドウィジア・グリーンは多くの二酸化炭素(Co2)を添加すると育成は容易です。
綺麗に見せるには、二酸化炭素(Co2)の添加とともに底床肥料が効果的です。
水草の増やし方
有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。
水草水槽のレイアウト
ルドウィジア・グリーンは中景から後景に群生させるとよいでしょう。
また、光が強いと斜めへ成長する性質を利用して、センタープラントや、両サイドにも使えます。
また、他の有茎草の足元を隠すのにも便利です。
レイアウトの中では、非常に表情を持ち、見る人を楽しませてくれるポイントになる水草でしょう。ルドウィジアの中でも、比較的小ぶりな水草のため、小型水槽のレイアウトにも便利に使えます。
伸びすぎた茎は早めに切り取るか、根元を切って植えなおしましょう。ルドウィジア・グリーンは水槽栽培では節間が長く伸びることの多い水草です。
このルドウィジア・グリーンと「ルドウィジア・レペンス」の交雑種の「ルドウィジア・ムルレルティ」と呼ばれている水草は比較的節間が伸びません。
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水草図鑑データ
学名 | Ludwigia palustris |
和名 | セイ∃ウミズユキノシタ |
別名 | ルドウィジア・パルストリス セイ∃ウミズユキノシタ ルドウィジア・グリーン |
英名 | ウォーターポースレン |
科名 | アカバナ科 |
原産 | 北米、中央アジア、ヨーロッパ、アフリカ、ニュージーランド |
光量 | 普通 |
二酸化炭素 | 普通 |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 中硬水 |
水温 | 18~28℃ |
形態 | 有茎 |
栽培難易度 | 容易 |
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