水草の育て方1 (水草の種類)
ルドウィジア・グランデュローサは、湿地、沼地に生育する湿生植物です。
やや大型になる赤味の強いルドウィジアの仲間です。ルドウィジア・グランデュローサの水上葉は対生してつき、披針形で鋭頭、狭脚、長さ4~6cm、幅1.5cmほどで、暗緑紅色をしています。ルドウィジア・グランデュローザは特に水中葉の赤みが強いです。
水中葉の葉長は4cmほどで頂葉は美しいオレンジ色になり花びらのように美しいです。
頭頂部にいくほど赤が濃くなります。湿地などに生育する茎は円柱状で赤味が強く、地面を這い、茎頂部は斜上します。ルドウィジア・グランデュローサは、赤みの強い種類の水草で、水上葉の色彩、形状は「ルドウィジア」や、「レッドルドウィジア」とそれほど変わりないですが、水中葉はルドウィジア・グランデュローサが格段に赤くなります。
同じ環境の水槽でルドウィジア・グランデュローサ、「ルドウィジア」、「レッドルドウィジア」の3種類を育成すると色彩の差がよくわかります。ルドウィジア・グランデュローサは、「ルドウィジア・ペレンニス(レッド・ルプラ)」として扱われていたこともあります。熱帯魚ショップでの流通はあまり多くはありません。
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水草の育て方2 (水草の育成)
ルドウィジア・グランデュローサは、pH6.0~7.2、水温22~28℃と適応範囲も広く栽培は比較的容易な水草です。
強光、低温、二酸化炭素(Co2)を多く添加した炭酸塩硬度の高い水槽の水質がよいでしょう。
生育は緩やかです。色彩が赤みが強いため、光量と肥料分を多くする必要があります。
二酸化炭素(Co2)の添加や底床添加肥料を行って育てれは育成は容易で、ルドウィジア・グランデュローサのもつ美しい姿を見ることができるでしょう。
他の水草にあるようにランプの光質によって赤みが薄れてしまいグリーンになるようなことも少ないです。水中葉への移行がうまくいけば、丈夫で育てやすく、適切なトリミングによってよく繁殖します。
水草の増やし方
ルドウィジア・グランデュローサの増やし方は、頂葉を切り取れば側芽を伸ばします。側芽が育ち、5~6cmになったら、水深の浅い水槽で育て、水草の生長に合わせて水深を深くしていきましょう。
有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。
水草水槽のレイアウト
ルドウィジア・グランデュローサは、水槽向きの水草の一種で葉は長披針形、赤色をおび丈夫でレイアウトを作りやすいです。
ルドウィジア・グランデュローサの水中葉は、赤く色づき、大変美しいので中景~後景にレイアウトするのにふさわしいです。
頭頂部にいくほど赤色が増すので草丈が15cmほどに達したら、15~20本単位で中景として群生させると美しいでしょう。
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水草図鑑データ
名称 | ルドウィジア・グランデュローサ |
学名 | Ludwigia glandulosa |
和名 | |
別名 | |
科名 | アカバナ科 |
原産 | アメリカ合衆国 |
光量 | 普通 20W蛍光灯X2~4本 |
二酸化炭素 | 普通 |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 中硬水 |
水温 | 22~28℃ |
形態 | 有茎 |
栽培難易度 | 容易 |
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