水草の育て方1 (水草の種類)
ニューパールグラスは1990年代半ばになってから輸入されるようになった水草です。
ニュー・パールグラスはその名前のまま、「パール・グラス」の改良品種とされる水草です。
「パールグラス」によく似ていますが、ニューパールグラスは各節から2枚の葉が伸びているのに対して、「パールグラス」は2~4枚輪生して伸びています。
つまり、葉の数が少ないです。
ニューパールグラスをアマゾンで探す
ニューパールグラスを楽天市場で探す
水草の育て方2 (水草の育成)
育成方法は「パールグラス」と同じですが、強い光と多めの二酸化炭素(Co2)を添加するとよく育ちます。
ただし、「パールグラス」よりも葉の数が少ないため、節間が間延びしているように見えてしまいます。
容姿を整えるには、二酸化炭素(Co2)の添加量を若干減らしたほうがよいでしょう。ニューパールグラスの多くは輸入物で、かなり衰弱していることが多いです。
購入したニューパールグラスを水槽化させるには、水質を弱硬水以下にして、二酸化炭素(Co2)を添加し、pHを中性~弱酸性にしましょう。
光量は、強目の方が良いです。
ニューパールグラスを水槽化させるのには、かなりの日数が必要です。
いったん水槽化したニューパールグラスは繁殖力が旺盛です。ニューパールグラスは、やや環境の変化に敏感ですが、定期的な換水を行い二酸化炭素(Co2)の添加を行えば新芽が出てきて、元気よく成長します。ニューパールグラスは、自然では18~20℃の水温で十分な自然光の中で生育していますが水槽内の蛍光灯や高い水温の環境でもよく育てることができます。
育成には強い光と二酸化炭素(Co2)の添加がオススメです。
糸状の藻類が付着しやすいので、肥料は少なめにします。
ニューパールグラスは、茎がとても細く、丁寧に扱わないと折れてしまうので注意しましょう。ニューパールグラスは低光量でも育成できますが、美しく育てるには中光量程度とした方が良いです。
水草の増やし方
ニューパールグラスは、繁殖力は旺盛で、強い光量と二酸化炭素(Co2)を添加すれば、10本ほどの茎が2、3週間のうちに30~40本にも殖えるほどです。
増やし方は茎頂をトリミングで茎頂を摘み取ってしまうと、親株から数本の側枝を得ることができます。
これを繰り返すと、すぐにニューパールグラスの群生を作ることができます。
また、直立する茎を横に寝かせる下記の「取り木」をすることで、各節から次々に側枝を出すので、大量繁殖させるには、この方法も良いです。有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。
水草水槽のレイアウト
ニューパールグラスは密植することにより、美しさがあらわれる水草です。
「パールグラス」よりも葉の数が少ないため、節間が間延びしているように見えてしまいます。
「パールグラス」より多くの本数をまとめて植えると良いでしょう。グリーンロタラのように横に広がる特性があり、トリミング次第で好きな形に仕上げられるのでレイアウトの中景~後景によく用いられる人気の水草です。
前景草として、レイアウトされることも多々あります。アクアリウムのレイアウトでは中景に密植すると雰囲気を和らげる効果があります。
特に、数十本から百数十本が球形に密生繁殖したものは、ひと際目を引き、センタープラントやサイドのポイントとしてもレイアウトできます。
こんもりとした茂みを作るには数十本を密植する必要がありますが、成長は速いので殖やすのは簡単です。
トリミングを繰り返すことで群落を形成し、アクアリウムでは重要な水草の一つとなっています。
ニューパールグラスをアマゾンで探す
ニューパールグラスを楽天市場で探す
水草図鑑データ
名称 | ニューパールグラス |
学名 | Hemianthus micranthemoides (Opposite form) Micranthemum micranthemoides var. |
和名 | |
別名 | |
科名 | ゴマノハグサ科 |
原産 | 改良品種 |
光量 | 普通 |
二酸化炭素 | 少なめ |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 中硬水 |
水温 | 22~28℃ |
形態 | 有茎 |
栽培難易度 | 容易 |
この水草のディスカッション この水草のディスカッションにご利用ください。また、追加情報などがあればぜひお知らせください。