サジオモダカ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:サジオモダカサジオモダカは、池沼、ため池、河川などの浅水域に生育する抽水性~湿生植物、多年草です。サジオモダカは、本州の中部以北から北海道、朝鮮半島、中国大陸、シベリア東部に分布していて、薬用植物として栽培されます。サジオモダカは、高さ10~40cm。
葉は叢生しサジ状楕円形、基部は切形またはやや心形。
葉柄は葉より長く、葉は根生し、葉身は長さ5~20cm、幅3~12cm、葉柄との境界が明瞭です。
葉は根元から出て、柄は約30cm、葉身は楕円形です。花茎は高さ30~100cm、根を数段輪生し、葉より高く、白~淡ピンクの3花弁をつけます。冬期は地上部が枯れ、根茎で越冬します。北米カナダにはAlisma plantagoaquaticaが知られ、日本のサジオモダカよりやや葉幅が広く、水槽では「エキノドルス・コーディフォリウス」や「エキノドルス・ベルテロイ」に酷似した葉形となります。
サジオモダカはこの種の変種と考えられています。和名の語源は、葉形がサジ(スプーン)状であることに由来します。
サジオモダカの塊茎は沢瀉(たくしゃ)と呼ばれ、利尿効果などのある漢方薬として利用されます。
沢瀉という漢字は「おもだか」とも読まれます。
学名Alisma plantago-aquatica var.orientaleのAlismaは「由来不明の水草」に対するギリシャ名、plantago-aquaticaは「オオバコ属(Plantago)に似た水生の」、orientaleは「東方」のという意味です。
つまり、「東方のオオバコ属に似た水生の由来不明の水草」です。類似種の見分け方
サジオモダカ……葉身の基部は円形で葉柄との境は明瞭。
ヘラオモダカ……葉身の基部は次第に細くなり葉柄との境は不明瞭。
アズミノヘラオモダカ……葉はヘラオモダカと同じ、花茎は葉より高くなりません。
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水草の育て方2 (水草の育成)

サジオモダカは、水槽での栽培は強光を要しますので、できれば屋外の池や鉢作りが望ましいです。
屋外でも耐寒性が有り、根茎で越冬します。
秋に越冬のための特別の器官をつくらず、土中の根茎がその役をしています。

水草の増やし方

有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

サジオモダカは、アクアテラリウムやバルダリウム、屋外の池や鉢などに適しています。
アクアテラリウムやバルダリウムの場合には明るい窓際が良いでしょう。
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水草図鑑データ

名称 サジオモダカ
学名 Alisma plantago-aquatica L. var. orientale Samuelsson
Alisma plantago-aquatica var.orientale
Sagittaria trifolia
和名 サジオモダカ
別名
科名 オモダカ科
原産 中央~東アジア、日本(本州、北海道)、朝鮮、中国大陸、シベリア、サハリン
光量 普通 20W×2~34本
二酸化炭素 必要なし~少なめ なるべく添加
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 軟水~中硬水
水温 20~28℃
形態 有茎水草
栽培難易度 普通

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