オオセイヨウキクモ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:オオセイヨウキクモオオセイヨウキクモは和名オオセイヨウキクモと呼ばれ、細かな羽状の葉を十数枚輪生させる水草です。
大型のアンブリアで、古くから人気の高い水草のひとつで原産地では、水田や池沼でよく見られる水草です。
大きな葉を数多く伸ばし、節間も適度に短いため、非常に美しいですが、その美しさを長期維持するのは少々難しいです。
オオセイヨウキクモは長さ50cmに達し、水中葉は深裂の羽状で6~7個が茎の各節に輪生し、直径は6~8cmで無柄です。
水上葉は披針形か卵形で、葉縁に鋸歯があり、各節に通常2~4個輪生し、無毛、無柄です。
茎は有毛です。
水槽育成初期の茎は細いですがトリミングを繰り返すうちに大くなり、直径5mmに達することもあります。
花は頂茎部の葉腋に単生し、赤紫色の唇形です。
下部は円筒状で8~13mmほどの大型の花です。
熱帯魚ショップでオオセイヨウキクモはジャイアント・アンブリア、リムノフィラ・アクアティカ、リムノフィラ・キガンティアなどの名前で市販されています。
熱帯魚ショップで市販されているものは丈夫で育てやすくした改良品種もあるようです。
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水草の育て方2 (水草の育成)

オオセイヨウキクモは水中育成が容易な水草ですが、光量と肥料、二酸化炭素(Co2)のバランスをいかに合わせるかがポイントとなります。
有茎水草の多くは二酸化炭素(Co2)濃度が高くなると、節間が伸びてしまいますが、オオセイヨウキクモは肥料不足でも節間が伸びてしまいます。
オオセイヨウキクモを美しく育てるコツは藻類が生えるか生えないかのギリギリの肥料濃度で育成するとよいです。
オオセイヨウキクモは茎項部カット面に達する前にトリミングすることが肝要で、水面に達すると水上葉を作ってしまうので、オオセイヨウキクモ特有の美しい水中葉が作り難くなります。
オオセイヨウキクモを立派に育て上げるには、弱酸性、軟水~弱硬水の水質の水槽で、底床添加肥料を使用した底床に植え込み、二酸化炭素(Co2)の添加を行い、十分な照明を当てて育成すればよいでしょう。

水草の増やし方

有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

オオセイヨウキクモは装飾的な水中葉の美しさと風格を感じさせる大きさがあり、「有茎水草の王様」と呼ばれることもある、存在感のある水草です。
栄養状態のよい環境で育てられたオオセイヨウキクモは、直径が12cm以上にもなり驚くほど大型化します。
数ある有茎の水草の中でも、レイアウトの核となるセンタープランツになる数少ない水草です。
レイアウトの中ではほんの数本を植えるだけでよく目立つ存在になります。
60cm水槽ならオオセイヨウキクモ3本で、小型水槽のレイアウトならオオセイヨウキクモ1本でセンタープランツになります。
大型水槽の中景から後景にレイアウトしても存在感を活かせるでしょう。
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水草図鑑データ

名称 オオセイヨウキクモ
学名 Limnophila aquatica
和名 オオセイヨウキクモ
別名 ジャイアント・アンブリア
オオセイヨウアンブリア
リムノフィラ・アクアティカ
リムノフィラ・キガンティア
科名 ゴマノハグサ科
原産 西インド、スリランカ、ベンガル
光量 普通
二酸化炭素 必ず添加
水質 弱酸性~中性 pH6~7
硬度 軟水~弱硬水
水温 18~28℃
形態 有茎
栽培難易度 普通

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