水草の育て方1 (水草の種類)
グリーン・アマニアは湿地や水田などに生育する湿生植物です。
別名ではエナガアマニアや、ネサエア・トリフローラとも呼ばれます。
(「ネサエア・イコサンドラ」もエナガアマニアと呼ばれますが別種です。)
グリーン・アマニアは水中葉も緑色のアマニアの仲間です。グリーン・アマニア水上では茎は直立、または斜上し、高さ30cm、円柱状。
葉は対生してつき、楕円状倒披針形、鈍頭、長さ2~3cm、幅1cm。
水中では水質によって形状が変化し、炭酸塩硬度のある水質では節間が短く、葉は小型になりますが、pHの低い軟水では節間は間延びして、葉が大型になります。
茎が太く、葉は茎に向かいやや膨らんだ形をしています。グリーン・アマニアの学名Nesaea trifloraのtriは「3つの」、floraは「花」という意味です。グリーン・アマニアは日本には数年ほど前から輸入され始めた有茎の水草です。
熱帯魚ショップや通信販売でも問題なく入手可能です。
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水草の育て方2 (水草の育成)
グリーン・アマニアの育て方は、他のアマニアの仲間同様です。
ネサエアやアマニアの仲間では育成環境の幅が広く育てやすいでしょう。
二酸化炭素(Co2)の添加や底床添加肥料を使用し育てれば、それほど難しくはないです。
60cm水槽で3灯以上、酸性~弱アルカリ性、ソイルないし砂、液肥主体の施肥で育成できます。
水草の増やし方
有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。
水草水槽のレイアウト
グリーン・アマニアは黄色~緑色の光沢のある葉がキレイな種です。
水草レイアウト水槽に、赤系のアマニアの仲間と一緒に植え込むといっそう緑色が引き立つでしょう。
アフリカ産の有茎の水草は数が少ないので、アフリカの産地別レイアウト作りには貴重な種類になります。
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水草図鑑データ
名称 | グリーン・アマニア |
学名 | Nesaea triflora(L.f.)Kunth |
和名 | |
別名 | ネサエア・トリフローラ、エナガアマニア |
科名 | ミソハギ科 |
原産 | 西アフリカ、マダガスカル、モーリシャス、スリランカ |
光量 | 普通 20W×2~4本 |
二酸化炭素 | なるべく添加 |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
水温 | 22~28℃ |
形態 | 有茎水草 |
栽培難易度 | 容易 |
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