ミズバショウ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:ミズバショウミズバショウは、湿原などに生育する大形の多年草で、抽水性、湿生植物です。
葉に先立って水面から顔をだした白い仏炎苞が花と思われがちですが、実際の花はその仏炎苞の中心にある黄色い円柱状の花序に密生しています(六角状で直径3~4ミリほど)。
春に白い仏炎苞のある花を咲かせた後、葉は高さ1m以上に生育します。
地下に塊茎があり、葉は根生。ミズバショウは日本の近畿地方以北の降雪山岳地帯、特に裏日本の湿原や北海道の平地や山岳地帯にある池沼や小川の水辺に群生します。
本州での分布は年平均気温か10℃以下の地域で、南限は兵庫県養父郡大屋町です。ミズバショウは、全草軟質、無臭、根茎は多肉質で太く発達して多数のひけ根かあり泥中に深く直入、径4~5cm、長さ1~3mに達します。ミズバショウは雪解けころ、根茎より葉の展開か始まると、各葉腋から数本の長さ20~30cmの花茎と8~12個の葉を輪生します。
葉と葉柄の境界が明瞭で、葉身は倒披針形、長さ40~100cm、幅15~30cm、キャベツの葉のように柔らかくて広いです。
葉は花後急速に成長を続け、葉身は長楕円形または長楕円状ひ針形、全縁、平滑、やや光沢があります。
両面は平滑で無毛、中央脈は明瞭、青緑色でときに暗緑色の横斑か散在します。ミズバショウの花期は低地で4月、高地では7月。
花は早春、葉の成長しないうちに、太い花茎を地上に出し、花茎を包むように白色肉質.長さ10cm、花後長さ20~30cm、幅15~20cm、広惰円形、鈍頭の大きな花序全体を包む仏炎色を1個つくります。
花は肉穂花序、黄色、円柱状でやや扁平、径2~3cm、長さ5~15cm、花穂は表面か淡緑色で、ひし形の両性花を亀甲状に150~550個密生します。
小花は長楕円形、長さ2~3mm。
花披4、雄しべ4、葯は卵形、花粉は黄色です。
雌しべ1、子房はふつう2室、1個ずつ胚珠を含み、子房半下位。
下部は花序の軸に埋まり、上半は円錐状卵形で、小さな柱頭かあります。
花後、花序は緑色に堅くなり、伸長して長さ15cm、径5cmぐらいとなり、下方に曲がります。
7~9月ころ、種子は完熟し、橙黄色または赤橙色の漿果(多肉質の小果実)を生じ、無胚乳種子をつくります。種子は扁円形または広楕円形で褐色、長径5~6.5mm、短径4~4.5mm。
上面はふくらみ、下面は平たく、中央に径2mmの丸い凹みがあります。
寒天質に包まれた種子は水面に落下すると水流で移動します。
栽培は容易でないですが、実生は満3年で開花するようになります。ミズバショウの和名の語源は葉の形かバショウの葉に似て水生であることに由来します。
漢字名は水苞蕉、観音蓮。
別名のベコノシタはウシノシタ、ウシノベロとも呼はれます。
ミズバセオは古名、バラキナはアイヌ語の別名で、幅の広い葉という意味です。ミズバショウは全草は腎臓病、発汗、足の水泡の薬用になります。「フイリミズバショウ」
尾瀬ケ原の上田代や南八甲枯木招畔には、葉の両面に暗色の斑紋かあるフイリミズバショウかみられます。「アメリカミズバショウ」
北アメリカ太平洋岸のアラスカからカリフォルニアには仏炎色が黄色のアメリカミズバショウ(別名、オウゴンミスバショウ)が分布、悪臭か強いのでSkunkCabbage(スカンクキャベツ)と呼ばれています。
その北限はアラスカのアンカレッジ付近で、南幌はサンフランシスコ南部のサンタクルーズ山(北緯40度)。
近似種のヒメザゼンソウは北海道と本州に分布します。
水辺に生じ、生態的に似ていますが、花期は6月下旬、花は葉か成長後または貼れるころ開花します。
仏炎色は黒紫色で長さ4~5cm、花序は長さ1.8~2.6cm、葉は長さ10~15cmで、全体は小形です。「ザゼンソウ」
ザゼンソウ(別名:ダルマソウ)はヒメザゼンソウより大形種で、花期は4月、花序は葉より先に出て開花、全草に悪臭かあります。
根はミズバショウのように根茎をつくらず、水湿地または樹陰などの傾斜地に生える湿性植物です。
なお、ザゼンソウで仏炎苞の色が黄緑色のものはアオザゼンソウと呼ばれ福島県会津若松市の背灸山その他で知られます。「ヒメカイウ」
本州中部(南限は志賀高原)以北から北半球に広く分布する類似種で.日本では山地の水湿地に小規模ながら、ヒメカイウ(別名:ミズイモ、ミズザゼン)が分布します。
花期は6~7月。
仏炎苞は白く長さ4~10cm、葉は6~12cmの心臓形で光沢のある緑色、果実は赤色です。
植物全体、特に果実には毒性のサホニンを含みますが、乾燥したり煮ると毒は消えます。
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水草の育て方2 (水草の育成)

湿地の状態で年間を通して水を絶やさないようにします。
土も通気性がよく柔らかい土がよいでしょう。
落葉樹の下のように冬から春にかけて日が当たり夏は半日陰になる場所が理想的です。夏場は水温が上がらないように明るい木陰に置きます。
夏の暑さを嫌うので、日陰で管理しますが、やや耐暑性はあります。
冬は用土が乾かない程度で問題ありません。
花が咲いている時期はなるべく温度の低い明るい場所に置きます。
花が終わった後に戸外で一回り大きい底に穴のあいていない容器に植えかえ、管理します。
肥料は春と秋に観葉植物の肥料を10~20粒程度です。肥料が少ないと花が小さくなります。耐寒性が有り、種子または根茎で越冬します。
越冬芽は地面直下にあり、長さ15~20cm。
翌春の雪解けころ、根茎より葉の展開か始まると、各葉腋から数本の長さ20~30cmの花茎と8~12個の葉を輪生します。

水草の増やし方

ミズバショウは実生で増やすことができます。ミズバショウの種ができるのは6月~7月です。
熟した種を涼しい場所で水に浮かべて発芽します。
水が汚れてきたら、水を取り替えます。2~3週間して葉が伸びたら、ポットに植え替えます。
土はピートモスと腐葉土を半々に混ぜたものを使います。
ポットに1本ずつ苗を植えます。
水を欠かさない様にポットは常時水に付けておきます。夏は気温が30度を越えない様、対策します。冬には葉が枯れますが、根は生きていて、春に芽を出します。
冬も水を枯らさない様に注意します。
春、小さな芽を出します。
花が咲くまでには数年かかります。
水を欠かさなければ溜まり水でも花が咲きます。
枯らさなければいつか花が咲きます。

水草水槽のレイアウト

ミズバショウは屋外の水鉢などが適しています。
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水草図鑑データ

名称 ミズバショウ
学名 Lysichiton camtschatcense
和名 ミズバショウ(水芭蕉)、)ペコノシタ、ヘビノマクラ、クマサカ、観音蓮、
別名 ウシノシタ、ウシノベロ、ミズバセオ、バラキナ
科名 サトイモ科
原産 日本(北海道・本州(近畿以北))、サハリン、千島、シベリア東部.ウスリー、北限はカムチャッカ南部。
光量 半日陰
二酸化炭素 なるべく添加
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 軟水~中硬水
水温 20~28℃
形態 抽水性、湿生植物
栽培難易度 普通

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