キショウブ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:キショウブキショウブはため池や河川などの浅水域に生育する多年生の抽水植物です。
「ハナショウブ」の形に似ていますが花被片は鮮かな黄色です。
ヨーロッパ及び北米原産の多年草で、1890年(明治30年)頃日本に入り現在日本の自然の水辺に定着している帰化植物です。生態系に与える影響や侵略性が高く、環境省は「要注意外来生物」の一種として警戒を呼びかけています。キショウブは高さ80~130cm位。キショウブの葉は地下茎から2列に根生します。叢生して暗緑色の剣状で鋭頭、高さ80~130cm、幅1.5~3cm。キショウブの花は5~6月頃、葉間より葉と同長の高さ1mほどの花茎をあげ分枝して、2~3個ずつ総状花序に大型の鮮やかな黄色の花を開きます。
花被片は6枚。外花被片3枚は大きく、内花被片3枚は小さいです。キショウブの交配品種が多数あり、淡黄色花、白花、八重咲き、斑入葉などがあります。
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水草の育て方2 (水草の育成)

キショウブは丈夫で育成は容易、耐寒性が有り、根茎で越冬します。
冬は葉が枯れ、根茎だけで越冬します。

水草の増やし方

キショウブ根茎を切り分け増殖します。有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

キショウブは花が鮮烈な黄色で美しく、水田の畦や用水池のほとりで栽培されています。
観賞用に栽培されているハナショウブには黄色系の花がないため、その貴重性から重宝されました。
庭園の池や水鉢での栽培が適当です。
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水草図鑑データ

名称 キショウブ
学名 Iris pseudacorus
和名 キショウブ(黄菖蒲)
別名  
英名 ウォーターフラッグ、イエローフラッグ、イエローアイリス
科名 アヤメ科
原産 日本(帰化植物)、西アジア、北米、ヨーロッパ
光量 日向
二酸化炭素 なるべく添加
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 軟水~中硬水
水温 20~28℃
形態 有茎水草
栽培難易度 容易

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