水草の育て方1 (水草の種類)
グレートモスは南米原産で「アナカリス」に近縁の沈水性多年草の水草です。グレートモスは「ラガロシフォン・マヨール」によく似ていますが、輸生である点や葉が針状に細くとがり、葉辺に鋸歯が目立つギザギサがあり、それほどカールしない点で区別することができます。鮮やかな緑色の細長い葉を輪生させるグレートモスは非常に丈夫な水草で浮漂しても枯れることはありません。通常、水中の泥土に根を張り、草体は浮立叢生しますが浮漂しても生活できます。草長は50cm以上に達し、全草緑色葉は4~7枚輪生し、やや下方に反り、少しよじれて四方に開出します。
葉片は針状線形、長さ1~2cm、幅1mmほどで、鋭尖頭に葉縁の鋭い鋸歯が目立ちます。
茎は細く、直径約2mmくらいで、多くの節があり、その所々で分岐します。
根のない状態で浮漂しても支障なく成長し、やがて白い根をだして、独立した植物体を作るようになります。グレートモスは生命力の旺盛さから、温暖地域で分布域を移動、拡大する可能性が高いとも言われています。
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水草の育て方2 (水草の育成)
グレートモスは栽培は容易で、二酸化炭素(Co2)を全く添加しなくても育成させることができます。
グレートモスは成長が早い水草なため肥料不足になりやすいです。
肥料が不足すると、葉色が薄くなってしまい、本来の美しさしさがなくなるので、液肥をこまめに添加するとよいでしょう。
根は節から1本しか出ないですが、非常によく肥料を吸収し、魚が多く窒素肥料分が十分ある水槽では1週間に10cmも伸びることがあります。
水草の増やし方
グレートモスは水面に浮かべておくだけでも殖えるほど繁殖力も旺盛な水草です。
項芽をカットして別の場所へ移植すると1本の茎から4~5本の脇芽を生じ、いくらでも繁殖させることができます。
水草水槽のレイアウト
グレートモスは南米に原産するカナダモ属の1種で、アクアリウムに用いられるようになったのは比較的最近です。「ルドウィジア」のように水面に向かって伸びるグレートモスはアクアリウム水槽では中景にレイアウトし、早めのトリミングを行ったほうがよいでしょう。
水草図鑑データ
名称 | グレートモス |
学名 | Egeria najas |
和名 | |
別名 | エゲリア・ナヤス |
科名 | トチカガミ科 |
原産 | 南米、パラグアイ |
光量 | 強い(20w×3~4本) |
二酸化炭素 | 必要なし~少なめ |
水質 | 弱酸性~中性 |
硬度 | 軟水~弱硬水 |
水温 | 20~28℃ |
形態 | 有茎 |
栽培難易度 | 容易 |
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