リシマキア

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:リシマキアリシマキアは湿地や沼沢地などに生育する多年生の湿生植物です。
「イエロー・リシマキア」の原種です。
丸い葉の形から、コインウォーター・チェーンの別名があります。リシマキアは英名では、這い回る女の子という意味があり、小さい丸い葉がかわいいことと、陸上では茎は直立せずに這い、四方に枝分かれするところからきています。
水中では有茎水草のほとんどがそうであるように、水面に向かって直立します。リシマキアは水槽で水中葉としても育成でき、茎は斜上し、葉は円心形となり、径1~1.5cm。
水中葉は真円に近くはなく、やや細長く楕円状になります。リシマキアの茎は匍匐し、葉は対生してつき、楕円形~倒披針形で、径1.5~2cm。
花期は6~9月、葉腋に1つ花が咲きます。花の径は1~1.5cm、花冠は5裂し、鮮黄色。リシマキアも流通していますが、「イエロー・リシマキア」のほうが人気で、熱帯魚ショップでも見かけることが多くなってきています。

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水草の育て方2 (水草の育成)

リシマキアは、丈夫な水草で二酸化炭素(Co2)の添加を行えば幅広い水質で育成が可能です。リシマキアは、原産地の気候から低水温、多くの光量、二酸化炭素(Co2)の添加が育成の良い条件となります。
水上葉から水中葉に移行させるときに低めの水温と光量と二酸化炭素(Co2)量を多くします。
水上葉から水中葉へ移行し、全草が水中葉になると丈夫で、多少の条件の悪化に比較的強く、簡単に枯れるようなことはありません。
ただし、水温は低めのほうがよく、高い水温だと溶けて枯れてしまうことも多いですね。
二酸化炭素(Co2)の添加が有効です。リシマキアの根は非常に細く、それほど多くないですが根張りは強く、底床からの肥料を良く吸収するため底床添加肥料が有効です。リシマキアは、耐寒性が有り根茎で越冬します。

水草の増やし方

リシマキアの殖やし方は簡単です。
有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

リシマキアの市販されている水上葉は真円に近い丸さで規則正しく対生する様は、かわいい感じがします。
下葉が落ちやすいため、前景から中景にこんもりと茂らせるように植えるのに適した水草です。
黄金色の常緑の葉はコンテナや寄せ植え等に人気があり、庭植えでも楽しめます。
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水草図鑑データ

名称 リシマキア
学名 Lysimachia nummularia.
和名
別名 コインウォーター・チェーン
リシマキア・ヌンムラリア
科名 サクラソウ科
原産 ヨーロッパ、北米
光量 普通 20W×2~3本
二酸化炭素 なるべく添加
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 中硬水
水温 20~28℃
形態 有茎水草 
栽培難易度 容易

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