水草の育て方1 (水草の種類)
ホソバヒメミソハギは、ミソハギ科の湿生植物で一年草です。
水田、水路に生育する熱帯アメリカ原産の帰化植物です。
戦後、1952年頃に日本にも帰化し、関東以西に分布しています。
浸入して、現在、各地の水田に広がりつつあります。ホソバヒメミソハギは、茎は4稜あって高さ30~50cm。
葉は対生してつき広線形一線状披針形で、鋭顔、長さ5~6cm幅7~10mm、基部は耳状で茎を抱く。葉は細い皮針形で柄はなく、基部は耳状になり茎を抱いています。
夏、葉腋に小さい花が咲きます。ホソバヒメミソハギの花は腋生岐散花序。
ほとんど無帆花弁4個で紫紅色の子花。ホソバヒメミソハギは、同属の在来種のヒメミソハギに似ているのですが、葉の基部が左右に張りだしていること、花弁がはっきり見えることによって、ヒメミソハギと区別できます。
ヒメミソハギより葉が細く、抱茎が深いです。ホソバヒメミソハギは、熱帯魚ショップなどではあまり流通していません。
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水草の育て方2 (水草の育成)
ホソバヒメミソハギは、栽培方法がヒメミソハギと同じで窓辺の水鉢作りでは光条件の十分な場所が育てやすいです。意外と知られていませんが、ホソバヒメミソハギやヒメミソハギは水中育成が可能です。
しかし、ホソバヒメミソハギは、アマニア属で気難しさがあり水中育成は困難です。
水槽での育成は、炭酸塩確度が3~4ある水質で、二酸化炭素(Co2)を多く添加します。
水草の増やし方
ホソバヒメミソハギは、7~8月に生育初期の株を採取できます。有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。
水草水槽のレイアウト
ホソバヒメミソハギは、草姿が地味なのですが、日本に自生する水草として和風レイアウトの中景から後景にレイアウトすることが多いでしょう。
水中葉は、その全体の形状が横にあまり広がらずにやや縦長になる傾向があるので、レイアウトに使用する場合は、本数が多いほうが見栄えが良 いです。
10~15本以上をまとめ植えすると良いでしょう。
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水草図鑑データ
名称 | ホソバヒメミソハギ |
学名 | Ammannia coccinea Rottb. |
和名 | ホソバヒメミソハギ(細葉姫ミソハギ) |
別名 | |
科名 | ミソハギ科 |
原産 | 日本、熱帯アメリカ、北米、ブラジル |
光量 | 強い 20W×3~4本 |
二酸化炭素 | 添加 |
水質 | 酸性~弱酸性 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
水温 | 20~28℃ |
形態 | 有茎水草 |
栽培難易度 | 困難 |
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