水草の育て方1 (水草の種類)
アヌビアス・ランケオラータは卵形の細長い葉をつけるアヌビアスの仲間です。
アヌビアス・ランケオラータは光沢のあるダークグリーンの葉は明るい緑色の縞が入り、最も美しいアヌビアスといわれています。
草丈は40~50cmと大型のアヌビアスです。アヌビアス・ランケオラータは根茎を有し、長楕円型の葉を斜め上方に向けて伸ばします。水中では、葉長が短くなり丸味をおびます。
丈夫ですが、生長はきわめて遅いです。厚くて硬い水上葉は長い楕円形をしており先端が尖っていますが、水中葉は長さが短くなり、丸みが増します。アヌビアス・ランケオラータは卵型の長い葉を付けるアヌビアスの仲間には様々な種類があり、慣れるまではなかなか見分けが難しいです。アヌビアス・ランケオラータは以前より色々なタイプがあらわれ、葉の形が似通っていて、区別が困難です。
良く似ているアヌビアスとして挙げられるのは下記の通りです。
アヌビアス・バルテリー・バー・アングステイフォリア
アヌビアス・コンゲンシス
アヌビアス・グラブラ
アヌビアス・ミニマ
アヌビアス・アフゼリィ
アヌビアス・ヘテロフイラ
アヌビアス・ナナアヌビアス・ランケオラータはここで挙げた種類の中でも大型な種類です。アヌビアス・ランケオラータは葉の先端が尖りアヌビアス・コンゲンシスに似るのですが、アヌビアス・ランケオラータは葉幅がわずかにせまい点と葉先がより鋭角である点で区別できます。
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水草の育て方2 (水草の育成)
アヌビアス・ランケオラータの育成はやや難しく、とても緩やかな生長をみせるのですが、よい育成環境を保ってあげれば確実に大きく育ち、とても立派な大株になります。
生長の遅さは、一か月で葉が1枚出るか出ないかといった程度です。
アヌビアス・ランケオラータは値段が比較的高いのですが、一度水槽の水になじんでしまうと丈夫です。
アヌビアス・ランケオラータの栽培のコツは、アヌビアス・ナナなどのように流木に活着させて育てながらレイアウトに使うのではなく、育成底床添加肥料を使用した肥料分に富んだ底床に直接植え込み、二酸化炭素(Co2)を十分に添加しながら育成するようにする点です。
ただし、こうして栽培しながらその環境が好適だと、草丈は40~50cmと大型に育つので、それを考えてできれば水深が45cm以上ある大型水槽に植えて育てる方がよいでしょう。
水草の増やし方
アヌビアス・ランケオラータの増やし方は、根茎の株分けが主な方法です。
アヌビアス・ランケオラータの株分けは、葉が5枚程付いた茎をカッターや鋏で切り分けるだけで、特に問題はありません。
葉を全部切り落としたとしても、新しく小さな葉が出てきて成長するほど丈夫な水草です。
茎を切り分ければ、新芽を発芽させて子株を作ります。
ただ、アヌビアス・ランケオラータは根茎を横に伸ばしながら殖える水草ですが、葉のついた根茎を3~4cm切り取っても、小さな葉をたくさんつけるだけで葉は大きくなりにくいです。
子株を大きくする方法が良いでしょう。 t
水草水槽のレイアウト
アヌビアス・ランケオラータの草丈は40~50cmと大型に育つので、水深が45cm以上ある大型水槽に植えて育てたい水草です。
当初から大きくなることを考慮してレイアウトするか、成長した株は後景に移植しながら育てていくようにします。
アヌビアス・ランケオラータの育成はやや難しい面をもっているのですが、とても緩やかな成長をみせるので、成長の速い有茎の水草を多用したレイアウトよりは、管理が楽な面もあります。
好適な育成環境を保つようにすると、確実に大きく育ち、とても立派な大株になります。
小型の水槽に無理にレイアウトしたのでは、やがてもて余すことになるかもしれません。
アヌビアス・ランケオラータはアヌビアス・ナナを中心に、アフリカ産の水草を多用したレイアウトに配すると、非常によくなじんだ水景になります。
これは同じグループの水草を多用することで、色彩的に類似した仲間で、葉型に変化がつけられるからです。
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水草図鑑データ
名称 | アヌビアス・ランケオラータ |
学名 | Anubias lanceolata |
和名 | |
別名 | |
科名 | サトイモ科 |
原産 | アフリカ(ギニア、ナイジェリア、カメルーン、コンゴ、ザイール、アンゴラ) |
光量 | 普通 20W×2~4本 |
二酸化炭素 | なるべく添加 |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
水温 | 20~28℃ |
形態 | 根茎性 |
栽培難易度 | 普通 |
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