エキノドルス・ローズ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:エキノドルス・ローズエキノドルス・ローズは株の中心から芽吹く新葉が、バラ(ローズ)のような非常に美しい色に染まることから名づけられました。
中心部から伸びる新芽がひときわ赤く染まるのが特徴です。
赤系のエキノドルスは暗い色彩の多い水草の種類ですが、エキノドルス・ローズは明るい色合いの葉色がとにかく美しい水草です。
エキノドルス・ローズは草丈20~50cm、葉の長さは25cm程度と比較的大型の水草で、非常に見栄えが良く、しかも育て方は簡単です。エキノドルス・ローズは実は2種類の水草が混同されています。1つのエキノドルス・ローズは比較的近年になってドイツの植物学者ハンス・バース氏が開発したエキノドルスの改良品種の水草です。
ハンス・バース氏は水草ファーム「ハンス・バース・デサウ」のオーナーでもあります。
この水草の原種は「エキノドルス・ホレマニー・レッド」と「エキノドルス・ホリゾンタリス」で、交配したときに得られた苗の中からバラ色の葉を持つ個体を選別、固定した品種です。
したがって「エキノドルス・ホレマニーレッド」と「エキノドルスホリゾンタリス」の両方の中間的な形質を持つ水草です。
「エキノドルス・ホレマニーレッド」と「エキノドルスホリゾンタリス」の交配からは「エキノドルス・オリエンタル」も出現しています。もう1つのエキノドルス・ローズはトロピカ社がメロンソード(エキノドルス・オシリス)を品種改良した水草です。
トロピカ社のエキノドルス・ローズは特に「エキノドルス・キングロ―ズ」と呼ばれている場合もあります。
もともと原種のメロンソード(エキノドルス・オシリス)は水中葉で赤緑色が葉に顕著にあらわれますが、最近この赤色系の光合成色素を園芸的に改良して引き出し、その色彩の具合によって呼称を変えているようです。
トロピカ社のエキノドルス・ローズは特に水中葉の葉面の茶緑色が明るく美しいバラ色を呈するところから「ローズ」の名で呼ばれます。
同類系の改良品種では他にエキノドルス・オシリス・バルシィー(バーシイ)などがあります。どちらも外観は似ています。
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水草の育て方2 (水草の育成)

エキノドルス・ローズは育て方の比較的容易な水草で、適度な光量と肥料、二酸化炭素があれば生長します。
光量、二酸化炭素、肥料のバランスが適度に取れていればよく、一般的な水草が生長している水槽の環境では容易に育成できます。
エキノドルス・ローズはポットに植えられた状態で流通していることが多いので、根の絡んだロックウールをしっかりと取り除いて、底床に植え込みます。
エキノドルス・キングロ―ズは、はじめに照明時間を12時間程度に長めにすると、1週間ほどで数枚の水中葉が伸びます。
新芽は上に向かって伸び、赤味が強く非常に美しい葉を楽しめます。
徐々に葉を広げると、緑色と茶色が混ざったバラ色の葉になり次第に緑色が強くなっていきます。
エキノドルスの仲間は、根からの養分の吸収が強いので、大きく育てたい場合には、底床添加肥料の使用が効果的です。

水草の増やし方

エキノドルス・ローズの増やし方は花茎上の不定芽を切りはなす方法です。

水草水槽のレイアウト

エキノドルス・ローズは草丈が40~50cmと比較的大型になる水草です。特に底床添加肥料の使用などで整えた好適な環境の水草レイアウト水槽では、株自体が大型化するので、大型の水槽にレイアウトすると非常に立派な水草になります。エキノドルス・ローズは大型に育つ水草なので、水草水槽レイアウトではセンタープラントとしてレイアウトされる事が多いですが、ローズ色の美しさから、ポイント的にレイアウトされることもあります。60cmの標準水槽にレイアウトする場合や中型の水槽にレレイアウトする場合には植え直しをすると小柄になります。やりすぎると枯れてしまいますので注意してレイアウトしましょう。

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水草図鑑データ

名称 エキノドルス・ローズ
学名 Echinodorus sp. “rose”.
和名
別名 エキノドルス・キングロ―ズ
科名 オモダカ科
原産 改良品種
光量 普通(20w蛍光灯×2~4本)
二酸化炭素 なるべく添加
水質 弱酸性~中性
硬度 軟水~弱硬水
水温 22~28℃
形態 ロゼット 
栽培難易度 容易

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