ハイグロフィラ・ロザエネルビス

スポンサーリンク

水草の育て方1 (水草の種類)

水草:ハイグロフィラ・ロザエネルビスハイグロフィラ・ロザエネルビスは「ハイグロフィラ・ポリスペルマ」の改良品種です。
改良品種名の”rosanervis”、は葉脈が浮き出て、バラのようなピンク色をしていることから「バラのような」という意味です。ハイグロフィラ・ロザエネルビスは斑入りで頂葉部が花のように赤みを帯びている、丈夫で美しい「ハイグロフィラ」の一種です。
数多い水草の改良品種の中でも最も成功した水草のひとつでもあります。
頂葉部の葉脈に白化が起こって斑となり、さらに葉の組織の中にも赤色の色素があらわれ、このコントラストが華やかな美しさを作り出しています。
ハイグロフィラ・ロザエネルビスは色彩的な変化を除けば、原種の「ハイグロフィラ・ポリスペルマ」とほとんど同じです。ハイグロフィラ・ロザエネルビスには2つのタイプがあり、ひとつは斑の入る性質が強く、葉辺にウェーブのかかるタイプで、ほぼすべての環境で斑が入り、肥料が少ないと斑は白く、多いとピンク色になります。
もうひとつは葉辺にウェーブが入らないタイプで斑は肥料過剰と高光量によって消え、葉は赤みの強い茶色になります。
このタイプの方が普通のハイグロの性質に近く育成はやや容易です。
また、ハイグロフィラ・ロザエネルビスには「ハイグロフィラ・ロザエネルビス・サンセット」と呼ばれるより赤みの強い、美しくなるタイプが知られています。水上葉は「ハイグロフィラ・ポリスペルマ」と同じく穂状の花をつけ、葉に白色の斑が入っていますが、水中では葉が長くなり、斑とともに茎頂葉が赤味をおびるようになります。
ハイグロフィラ・ロザエネルビスをアマゾンで探す
ハイグロフィラ・ロザエネルビスを楽天市場で探す

水草の育て方2 (水草の育成)

ハイグロフィラ・ロザエネルビスは斑入りの水草ですが、丈夫で育成は容易、生育は速いです。
ハイグロフィラ・ロザエネルビスは水槽での育成が原種の「ハイグロフィラ・ポリスペルマ」より多少難しいですが、肥料、二酸化炭素(Co2)の適切な添加がポイントです。原種の「ハイグロフィラ・ポリスペルマ」同様、二酸化炭素(Co2)を添加しなくても充分に生長してくれますが、ハイグロフィラ・ロザエネルビスの育成には強い光量と肥料が不可欠となります。
光を十分に当てると発色が良くなります。
光が弱いと赤みが薄れ、肥料が少ないと葉が萎縮して茎が細くなってしまいます。
光と肥料を充分に与えることによって水中葉が伸び始め、水上葉の付け根から側枝を伸ばします。
側枝が伸び始めたら、水上葉を切り落として光を当てましょう。ハイグロフィラ・ロザエネルビスの葉に入る斑の赤を引き出すには、肥料分は少なめにし、植物育成用蛍光灯をやや多めに使用するとよいでしょう。
肥料分が多い水槽では、葉が茶色っぽくなり、だんだん普通のポリスペルマに似てくるので、ハイグロフィラ・ロザエネルビス特有の美しさを保つには肥料分を適正に保つのがコツです。
「ハイグロフィラ・ロザエネルビス・サンセット」とハイグロフィラ・ロザエネルビスとでは、葉に入る斑の赤い発色の引き出し方がやや異なるので注意が必要です。

水草の増やし方

ハイグロフィラ・ロザエネルビスの栽培は斑入りの改良品種としては難しくなく、光量、肥料、二酸化炭素(Co2)のバランスをうまくとればさし芽などによって繁殖させることもできます。有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

ハイグロフィラ・ロザエネルビスは茎頂葉の赤が水槽内に異色の美しさを発揮する水草です。
水中で育成していくと、さらに先端が赤く色づいて美しいです。ハイグロフィラ・ロザエネルビスは後景として使われることが多いですが、前景として用いることもできる水草です。
水槽の大きさに応じて、多くはまとめ植え用として中景~後景に利用されます。ハイグロフィラ・ロザエネルビスは前景のレイアウトでは先端の赤みを生かすため、草丈を詰めてまとめ植えすると見栄えがします。
生長はやや遅く美しいレイアウト景観を長く保つことができます。
生長は遅く、小さな器や小型水槽でのレイアウトのアレンジにも適しています。
ハイグロフィラ・ロザエネルビスをアマゾンで探す
ハイグロフィラ・ロザエネルビスを楽天市場で探す

水草図鑑データ

名称 ハイグロフィラ・ロザエネルビス
学名 Hygrophila polysperma var. “rosaenervis”
Hygrophila polysperma var. “rosanervis”
和名
別名 ハイグロフィラ・ローザネルヴィス
ハイグロフィラ・ローザネルビス
ハイグロ・ロザエネルビス
科名 キツネノゴマ科
原産 改良品種
光量 強い 20w蛍光灯 3~4本
二酸化炭素 必要なし~少なめ
水質 :弱酸性~弱アルカリ性
硬度 中硬水
水温 18~30℃
形態 有茎
栽培難易度 容易

ハイグロフィラ・ロザエネルビスをアマゾンで探す
ハイグロフィラ・ロザエネルビスを楽天市場で探す

この水草のディスカッション この水草のディスカッションにご利用ください。また、追加情報などがあればぜひお知らせください。

タイトルとURLをコピーしました