ルドウィジア・インクリナータ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:ルドウィジア・インクリナータルドウィジア・インクリナータは池沼や河川などに生育する沈水~湿生植物です。
ルドウィジア・インクリナータは1990年代に入ってから紹介された水草で南米産のルドウィジアで「ロタラ」と並ぶボピュラーな有茎水草です。
普通沈水形で生育しますが、水位が低くなると、抽水~湿生形になります。
自然の中で自生しているルドウィジア・インクリナータは水面を通うように育成しています。ルドウィジア・インクリナータは南米の原産地では乾期と雨期に適応して水上型と水中型に変化します。ルドウィジア・インクリナータは水上葉はしっかりした葉を持ち、葉色はオリーブ色、葉裏は赤みがかっています。
葉は通常互生ですが、時には対生して四方に葉を出します。
葉身は長さ2~3cm、幅7~10mm前後、倒披針形、鈍頭、微鋸歯縁(ギザギザがある葉)、基部はクサビ形です。ルドウィジア・インクリナータは水中葉に移行すると葉色は鮮やかなピンクからオレンジに変色し、柔らかく葉の縁にウエーブが入ります。
赤茶色の葉の表面には魅力的な網目模様が入ります。
水中葉は膜質で柔軟化し、細長くなり、薄くやわらかく、傷つきやすいです。
葉は互生または対生してつき、倒披針形、3~5cm、幅0.8~1.2cm、やや波打ちます。ルドウィジア・インクリナータの茎は通常地上を匍匐し、時に分岐して長さ40cm以上に達し、上茎部は斜上します。ルドウィジア・インクリナータの花は上部葉脈につき、長花1醜花冠は黄色で花後、長柄の先に3cmほどの果実を作ります。ルドウィジア・インクリナータは「レッドリーフ・バコパ」にやや似ています。
形状は「レッドリーフ・バコパ」を硬くしたような赤みの強い感じです。
水槽内では水草全体の赤みは薄れ紅茶色となり、葉幅は狭く、葉は柔らかく「ハイグロフィラ・ポリスペルマ」のようになります。
「ロタラ・マクランドラ」にもよく似ています。ルドウィジア・インクリナータは、熱帯魚ショップなどに、多くは水中葉で入荷します。
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水草の育て方2 (水草の育成)

ルドウィジア・インクリナータは、水質の変化に強く育成は容易で、生育は速いです。
明るめの光と、二酸化炭素(Co2)の定期的な添加、定期的な換水を心がければ美しい水中葉を見せてくれます。
ルドウィジア・インクリナータは、肥料分が多いと赤みが強くなります。
この水草は成長速度が早いので、トリミングをこまめに行なうと良いでしょう。
ただし、あまり短く切り過ぎると光賦不足のため成長が悪くなるので注意しましょう。
トリミングの際もルドウィジア・インクリナータは他のルドウィジア同様、茎に傷がつきやすいので注意が必要です。ルドウィジア・インクリナータは、育成自体は容易ですが、水槽で長期間、水中栽培するは難しいと言われている水草です。
確かに水槽内で長期間育成すると、枯れることがありますが、その原因は南米の自然の季節環境の変化、つまり乾季、雨季に関係があります。
ですからアクアリウム水槽では長期間の水中栽培のままではなく、一時的に水上生活をさせると良いです。
またアクアテラリウム水糟で、完全な沈水ではなく、茎頂が水面で浮葉状になるような育成法がよいでしょう。
成長は速く、水面に到達すると、水面に沿って成長を続けるようになります。

水草の増やし方

ルドウィジア・インクリナータは、成長スピードが速く、脇芽も出るので短期間で増えます。
頂芽をカットすると、脇芽を多く出すので、それぞれ10cm以上に育ったところで切り分けるとよいでしょう。
光に近いとさらに、わき芽が多く出てきます。有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

ルドウィジア・インクリナータは、少し風変わりなルドウィジアの1種です。
南アメリカ原産ですが、ほかのルドウィジアとは少し型状の違う葉をしているのでレイアウトの中でも目を引きます。
水槽の環境によっては葉全体がビンクに赤く色づく水中葉には、複雑な紋様が浮かび上がり、美しい水草です。強い光を好むので、水槽内の明るい場所に植えるとよいでしょう。
光に近いと赤みも強くなります。
草丈がかなり長く伸びるので、水槽のサイドや、後景に植えるのに適した水草です。
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水草図鑑データ

名称 ルドウィジア・インクリナータ
学名 Ludwigia inclinata
和名
別名
科名 アカバナ科
原産 中南米
光量 強い 20W蛍光灯×2~5本
二酸化炭素 普通
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 中硬水
水温 15~28℃
形態 有茎
栽培難易度 容易

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