フロリブンダ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:フロリブンダフロリブンダは、やや湿った水辺などに生育するササウチワ属の常緑の多年草です。
フロリブンダは、スパティフィラムの仲間で、スパティフィラム・ワリシィと呼ばれ、観葉植物として園芸店でも数多く市販されています。ササウチワ属のスパティフィラムは、熱帯地方に約35種が知られ、主として熱帯アメリカに生息しています。
葉はササのような形で深緑色をしていて、花穂には周囲を取り囲む仏炎苞があります。
葉、花、仏炎苞の色が鮮やかで、多くが観葉植物や切花用に栽培されています。
フロリブンダは、これらの中でも水中生活に適応しやすい種で、古くから水生植物として用いられています。
フロリブンダは、短根茎の多年草で、葉は長楕円形または楕円形で、長葉柄は基部で鞘状となり多くは叢生します。
水上での草長は約50cmですが、水中では30cm前後になります。
葉はヤリ状で、葉身10~20cm位、幅4~6cm位の鋭頭、基部はクサビ状に流り、全縁です。
葉面は葉脈による低いシワがあり、、濃緑色で、裏面はやや白緑色です。
フロリブンダは水中育成が容易なこともあり、 古くから水草として扱われてきました。
フロリブンダは、熱帯魚店や水草ショップでは草文15~25cm程度の水上葉が市販されていますが、園芸店では30cm以上のものが販売されています。
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水草の育て方2 (水草の育成)

フロリブンダは、観葉植物としても市販されていますが、腰水に耐え、抽水植物のように育成することができます。
また耐陰性もあるので室内栽培も可能です。
夏の強烈な日差しは遮光し、暖地では屋外で越冬します。
水中栽培にも適応します。
アクアリウムなどで水中葉を育てる場合、フロリブンダは生長が遅いので、Co2を添加しないと藻類が付着しやすいでしょう。
オトシンクルス、アルジイーター、ヤマトヌマエビなどを同居させるとよいでしょう。

水草の増やし方

フロリブンダの増やし方は株分けです。

水草水槽のレイアウト

フロリブンダは、アクア・テラリウムにレイアウトし、抽水状態で育てると、驚くほどよく成長し、白い花の開花を楽しむことができます。
フロリブンダは、アクアリウムレイアウト水槽では、 中景~後景として用います。
二酸化炭素(Co2)の添加を行い、照明を強くして育てれば、水中育成も可能です。
水槽内での水中育成ができますが、生長はきわめてゆるやかです。
水中育成したフロリブンダは、茎を上方に伸ばし、水上葉より小型の葉は、先端を内側に巻き込むようになります。
長期にわたって水中育成した場合美しい形状を保つことは難しいです。
フロリブンダを長期にわたって美しく育てるには、サンゴ砂などを用いた弱アルカリ性の水質が良いです。
水質には幅ひろく適応していますが、水質の急変を嫌います。
安定した水質と一定した光量を与えるのがポイントです。
美しく生育しているフロリブンダの水槽の水質を、水替えなどによって急変させると、茎下部の葉が簡単に溶けてしまいます。
また、光量や育成条件の変化は、葉型に変化を及ぼしたり、節間を異常に長くしてしまうことがあります。
サンゴ砂を用いた水槽は、比較的安定した水質を長期にわたって保つことができます。
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水草図鑑データ

名称 フロリブンダ
学名 Spathiphyllum wallisii Regel
和名
別名 スパティフィラム・ワリシィ
科名 サトイモ科
原産 アメリカ熱帯域
光量 普通 20W×2~4本
二酸化炭素 必ず添加
水質 弱酸性~中性
硬度 軟水~弱硬水
水温 22~28℃
形態 ロゼット状
栽培難易度 普通

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