ヒロハノエビモ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:ヒロハノエビモヒロハノエビモは湖や池沼、小川などに見られる沈水性の多年草です。
ヒロハノエビモは日本でも水のきれいな湖沼や河川に自生しています。
しかし湧水などのある水のきれいな場所でしか見つけることができません。ヒロハノエビモはウェーブのかかった半透明のグリーンの葉がとても美しい印象的な水草です。
可憐な姿で人気が高く、水槽では、透けるような新緑が目を引く水草です。ヒロハノエビモは白色円柱形の地下茎は横定し、茎は細く通常50~100cmほどになるが時として3mに達するともいわれています。
半透明の葉は互生しています。
基本的に葉は互生しているのですが上茎部の花茎のでる葉は偽対生します。
葉身は長卵形または披針状卵形で飢長さ3~7cm幅1~3cm、鋭頭、基部は広い心臓のような形で深く抱茎、鮮やかな黄緑色です。ヒロハノエビモの花期は6~9月。
上部葉腋から3~10cm位の花茎を水面上にだし、暗緑色の2~3cmほどの穂状花序を作り多数の小花が咲きます。ヒロハノエビモは一見、ササバモに似ていますが、ヒロハノエビモは葉柄が無く、葉が茎を抱きササバモには葉丙(2~10cm)があるので見分けられます。
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水草の育て方2 (水草の育成)

ヒロハノエビモは丈夫で育成は容易です。
ヒロハノエビモは入荷直後は弱っている場合が多いので、エアレーションした水槽に1~3日ほど浮かべてから底床に植えるとよいでしょう。
本来は22℃以下で育成したい水草ですが、強い光量と二酸化炭素(Co2)を多めに添加することによって、熱帯魚水槽でも育成することが可能です。”ヒロハノエビモは水温が26℃以上の水槽では、育成はやや難しく、移植後すぐに、葉や茎が腐ってしまうことが多いのです。
水槽栽培になれると28℃くらいまで耐えます。
水槽育成にはpHを弱酸性にするとよいでしょう。特に自然のヒロハノエビモは採取してそのまま水槽に植えると数日で溶けるようにして枯れてしまうので、最初は専用の水槽を作り、太陽光の入る場所で20℃くらいの低めの水温、底床添加肥料の使用、二酸化炭素(Co2)の添加を行い、ある程度繁茂してからレイアウト水槽に導入します。

水草の増やし方

ヒロハノエビモは中性~弱酸性を好み、多少強めの光を与えれば、根茎をのばして繁殖します。

有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

ヒロハノエビモは丈夫で透けるような濃い緑色が美しく、近年アクアリウムに用いられはじめました。
直立する茎に長卵形の葉を互生させます。
ヒロハノエビモは数本を中景にまとめれば、サブポイント的効果があります。
後方に集団植えするのもよいでしょう。
底床に地下茎を横走させ、つぎつぎと小株を作るようになります。
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水草図鑑データ

名称 ヒロハノエビモ
学名 Potamogeton perfoliatus L.
和名 ヒロハノエビモ(広葉の海老藻)
別名
英名 Perfoliate Pondweed = Red‐head Graass
科名 ヒルムシロ科
原産 日本、中国、インド、ヨーロッパ、北米、オーストラリア
光量 強い 20w× 3~4本
二酸化炭素 普通
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 中硬水
水温 18~26℃
形態 有茎
栽培難易度 容易

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