バリスネリア・スピラリス・レオパード

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:バリスネリア・スピラリス・レオパードバリスネリア・スピラリス・レオパードは「バリスネリア・スピラリス」の改良品種とも東南アジア原産の水草であるとも言われています。
バリスネリア・スピラリス・レオパードの特徴は細長いテープ状の葉の表面に出る黒または黒褐色の小さな細かい斑紋です。
この暗色の斑紋は、とくに新しい葉にはっきりと現れ美しいです。
この模様は葉の成長とともに薄れますが、完全に成長を終えた葉にも、細かくまばらな斑紋が残ります。バリスネリア・スピラリスはとても丈夫な水草で葉は長いテープ状の長さ50~120cm、幅5~8mm、柔軟で鮮緑色、葉縁に鋸歯があります。
「ジャイアント・バリスネリア」を小型にした形状です。
バリスネリア・スピラリスは日本のセキショウモに酷似した姿ですが自然界でも大きさにはあまり差がなく、「バリスネリア・アメリカーナ」より細身です。
バリスネリア・スピラリスは雄株と雌株に別れています(雌雄異株)。熱帯魚ショップなどで「タイガーバリスネリア」の名で販売されている水草の多くはこのバリスネリア・スピラリス・レオパードのようです。
本当の「タイガーバリスネリア」は「ジャイアント・バリスネリア」の仲間なので非常に大きく育ちます。
それに対して流通している「タイガーバリスネリア」は明らかに「スピラリス」の仲間で、バリスネリア・スピラリス・レオパードだと思われます。
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水草の育て方2 (水草の育成)

バリスネリア・スピラリス・レオパードの斑紋は、明るい照明と十分な二酸化炭素(Co2)を添加することで、より明瞭に出るようになります。バリスネリア・スピラリスの育成は非常に容易で植えておくだけで勝手に伸びる水草です。
極めて栽培しやすく、最も丈夫な水草のひとつです。
異環境にもよく適応するので、水草レイアウト水槽向きの水草といえるでしょう。バリスネリア・スピラリスは炭酸塩硬度が3~4ある水を好むので、水槽育成は、サンゴ砂などを使用した弱アルカリ性の水質でも、逆に強軟水の弱酸性の水質でも育成できますが、強軟水中での育成繁殖は、きわめてゆるやかです。
しかし極端なpH低下には気を付けしましょう。
pHが5より下がると、溶けるように枯れてしまうからです。
底砂にサンゴ砂を小量混ぜ、あまり水替えをしない水槽での育成が良いです。
バリスネリア・スピラリスは、富栄養水質向きの水草とも言えます。
長いテープ状葉は1mを超え、水面にトグロを巻くほどになります。
このような状態になると光合成が活発に行われ、ランナーを出して次々に小株を形成します。
肥料分の少ない新しい水質では、肥料添加が必要になります。
肥料は底床添加肥料を施すと良いです。

水草の増やし方

バリスネリア・スピラリス・レオパードは「バリスネリア・スピラリス」よりも繁殖力が旺盛でよく殖えて楽しいでしょう。バリスネリア・スピラリスは幅広い水質に適応し、繁殖力も旺盛で葉腋部から底床上を横走するランナーを出して子株を次々と殖やしていく水草です。
バリスネリア・スピラリスは子株の生長は遅いので3~4cmほどに伸びた時点で底床添加肥料を埋めた水深の浅い水槽に植えると成長が早いです。
バリスネリア・スピラリスはランナーをつけたまま子株を沢山殖やすと親株が小さくなってしまうので親株の生長のためには、早めに子株を切ったほうがよいでしょう。

水草水槽のレイアウト

レイアウト水槽の中では、バリスネリアの仲間でも、このバリスネリア・スピラリス・レオパードと「バリスネリア・ルブラ」は特に主役としてセンタープランツのレイアウトに十分使える水草といえます。
離れた所からレイアウト水槽全体をながめただけでは、植えられているバリスネリアがバリスネリア・スピラリス・レオパードなのか、それとも普通の「バリスネリア・スピラリス」なのか、すぐにはわからないかもしれませんが、近くで水槽を眺めるとバリスネリア・スピラリス・レオパードの美しさが良くわかり、マニア心をくすぐります。バリスネリア・スピラリスはポピュラーな水草で、葉丈があるので60cm水槽でも後景に使用できます。
バリスネリア・スピラリスは、その色彩や形状からセンタープラントとしては使用し難く、アクアリウム水槽 後方の脇役的水草として用いられます。
幅広い水質に適応することから、あらゆるアクアリウムでは多く使用され、バリスネリア・スピラリスの前面に植えられた赤色草はその美しさを十分に発揮してくれるはずです。
アクアリウム水槽で用いられているのは、ほとんど15~30cm位の若い株です。
普通は水槽の後方草として使用することから、前面から見て、すき間が出葉ないようにレイアウトしましょう。
しかし、購入したバリスネリア・スピラリスを水槽に植えるには、1~2本ずつを2~3cm間隔に植えることです。
5~6本をまとめて、そのまま植えるようなことは避けたほうが良いです。伸び過ぎた葉は、水面を覆い尽くし他の水卓への照明を阻害するので、定期的に水面付近でテープをカットするとよいでしょう。
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水草図鑑データ

名称 バリスネリア・スピラリス・レオパード
学名 Vallisneria spiralis Leopard
和名
別名
科名 トチカガミ科
原産 東南アジア 改良品種
光量 普通
二酸化炭素 多い
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 中硬水
水温 18~30℃
形態 テープ状
栽培難易度 容易 普通

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