水草の育て方1 (水草の種類)
グリーンロタラは水辺や湿地、水田などに生える多年草の水草で、沈水~湿生植物です。
比較的育成は容易で、生育は速いです。グリーンロタラは「ロタラ・ロトウンディフォリア(Rotala rotundifolia)」の変種として扱われています。
「ロタラ・ロトウンディフォリア」は葉に赤味を帯びていますが、グリーンロタラは緑色が強いので、「グリーンロタラ」と呼ばれます。
和名では「マルバキカシグサ」や「ホザキキカシグサ」と呼ばれている水草です。グリーンロタラは水上では茎は匍匐し、葉はほぼ円形~楕円形で、径5~8m、明るい緑色です。
水中では葉は線状楕円形になります。
葉は対生または3~4輪生し、卵形または楕円形で長さ5~10mm、円頭、無毛、全縁(ギザギザがない葉)、無柄です。花は茎項部付近の葉の腋に穂状花序を作り、ピンク色の小さな花が咲きます。グリーンロタラは「ロターラ・スレンダーリーフ」とも、しばしば混同されます。熱帯魚ショップには丸みのある水上葉が入荷されています。
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水草の育て方2 (水草の育成)
グリーンロタラは水槽育成が容易で、かなりの低光量でもゆるやかながら生長を見せます。
底床に1本ずつ植えると、徐々に水中葉を伸ばし始めます。
茎は地上を這い、節から根を出します。
二酸化炭素(Co2)2添加は有効で、生長が早くなり、水面に向かってどんどん育ちます。
水草の増やし方
グリーンロタラの短い茎を底床に挿すと、最初匍匐して、四方に茎を伸ばし、密生すると各節から直立する茎を出します。有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。
水草水槽のレイアウト
グリーンロタラは光に向かう性質が強く、一定方向に頂芽を向けることから、アクアリウムにレイアウトするには効果の高い水草といえるでしょう。
容易にこんもりした茂みをつくることができます。
アクアリウムレイアウト水槽では、こまめなトリミングが必要となります。
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水草図鑑データ
名称 | グリーンロタラ |
学名 | Rotala rotundifolia(Green) Rotala rotundifolia(Green form) |
和名 | マルバキカシグサ ホザキキカシグサ |
別名 | グリーンロターラ |
科名 | ミソハギ科 |
原産 | 日本、台湾、中国、インド |
光量 | 普通 |
二酸化炭素 | 少なめ |
水質 | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 中硬水 |
水温 | 20~28℃ |
形態 | 有茎 |
栽培難易度 | 容易 |
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