ラージ・ナヤス

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:ラージ・ナヤスラージ・ナヤスは、河川などに生育する沈水植物です。
1993にヨーロッパから日本へ園芸用として入ってきた葉が放射状で下向きにカールしながら成長する珍しい水草です。ラージ・ナヤスはナヤスに似ているのでこの名前がありますが、ナヤスの近縁種ではありません。
まだ確かな種の同定はなされておらず、ホシクサ科トニナ属や、カヤツリグサ科のエグレリアに近い種類と考えられています。ラージ・ナヤスは、茎は硬質で折れにくく、径1~1.5mm位、長さ約20~30cmに達し、水槽ではよく分岐して群生します。
葉は輪生状に4~5枚つき、葉身は線形。
長さ2.5~5cm位、鋭頭、全縁(ギザギザがない葉)。
基部は薬箱となり、垂な年合って茎を抱く。
縦の平行脈があり、全学は黄緑色で一見ナヤス飽海Sの群生に似ています。
また項菜部の状態が、へテランテラの水中葉にも見えます。
茎葉ともに繊維質です。ラージ・ナヤスはの茎は硬質で折れにくく、径0.5~1mm、葉は4~5輪生し、線形で、長さ25~40mm、ややねじれます。
水槽での育成は多肥を好み、底床中へ固形肥料を授与します。
肥料が不足すると葉が白化現象を起こす。ラージ・ナヤスは、熱帯魚ショップでの流通はあまりありません。

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水草の育て方2 (水草の育成)

ラージ・ナヤスは、水槽では、弱酸性を好む水草で、やや栽培の難しいといわれる水草のひとつとされています。
水質は酸性から弱酸性の軟水を好み、硬度の高すぎる水槽やアルカリ性の水槽ではなかなか育成できません。
二酸化炭素(Co2)の添加、強い照明、栄養分に富んだ底床、適正な水質などが必要です。ラージ・ナヤスは、水槽の環境に適応するのに、多少時間を必要とするため、育成が難しいとされています。ラージ・ナヤスは、水槽に植えてもしばらくの間成長を止め、葉が次々と茶色くなって枯れたような状態になります。
その後、2週間~1ヶ月ぐらいで新葉が出てきます。
ソイルを使えば、2灯以上の光量・CO2添加で十分育ちます。
ソイルを使う方が育成が容易ですが、大磯砂なら4灯・CO2強制添加の環境で、底肥及び液肥を添加する必要があります。
ラージ・ナヤスは、肥料が多く必要で、不足すると白化現象を起こしやすい水草です。
二酸化炭素(Co2)の添加と高光量も必要としますが、定期的な液肥の追加も必要です。一度その環境に適応すると、その成長も早いです。
脇芽をだすようにしながら成長するのが特徴です。下葉から茶色くなって傷んでくるので、長く伸び切った時点で差し戻して植え直すといいです。ラージ・ナヤスは頻繁にトリミングを繰り返してしまうといじける事がありますので、トリミングは月に2回程度がよいでしょう。
環境の変化やトリミングに比較的敏感で、トリミングされたり、移植されたりした株は暫く成長が止まることがあります。
その場合は、2~3週間ほどで水質や環境変化に適応し、再び成長を始めます。

水草の増やし方

ラージ・ナヤスの殖やし方は、株が枝分かれしてくるので、それをカットして植えればよいです。有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

ラージ・ナヤスは、前景・中景・後景にもレイアウト可能で、アクアリウム水槽に密植すると格別の美しさが有ります。
ラージ・ナヤスを前景に使っているレイアウトでは、トリミングのタイミングが大切で、多すぎてもいじけますが、少なすぎても伸びすぎてしまいます。
中景から後景のレイアウトでは、まとめ植えしてボリュームを出すと良いでしょう。
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水草図鑑データ

名称 ラージ・ナヤス
学名 Tonina sp.
Cyperaceae sp.
和名
別名
科名 ホシクサ科、カヤツリグサ科
原産 南米ブラジル
光量 強い 20W×3~4本
二酸化炭素 必ず添加
水質 酸性~弱酸性
硬度 軟水~中硬水
水温 20~28℃
形態 有茎
栽培難易度 難しい

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